ナチュラルなのに上質でアカ抜ける、カーテンにリネンを選ぶ理由

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「リネン」というと、何を思い浮かべますか?
シャツ、スカート、ズボン、そしてハンカチ。あらゆる洋服アイテムから、直接肌に触れる肌着やシーツなどの寝具にも使われますね。布巾やテーブルクロスなどの雑貨、そして着物にも。リネンは、ありとあらゆる布製の物に使うことのできる万能繊維なのです。
なぜ色々なアイテムに使われるかというと、強くて丈夫、吸湿性や吸水性に優れているなど、その機能面でもメリットが多いからでしょう。

もちろん、リネンはカーテンにも使われます。部屋の窓をリネンで覆うと、ナチュラル素材独特の風合いと質感が、いつものお部屋をアカ抜けた上質な空間に演出してくれますよ。

リネンの天然素材ならではのメリットとは

リネンは、天然素材独特の風合いと温かみ、そして触ったときの質感が特長的です。カーテンにすると面積が大きく、ナチュラルだけどアカ抜けている感じの部屋になります。リラックスしたいリビングにも、こだわりのアイテムに囲まれていたい個室にも、どちらにも向いていますね。

吸湿性、吸水性ともにすぐれ、かつ速乾性も抜群。雨の日は湿気を吸って、晴れて乾燥した日は水分を放出。湿気の多い日本の気候にピッタリなわけです。かつての日本は木造で土壁、障子も襖も紙でできていて、家全体で湿気調整をしていたものです。現代では、木造が減ったこと、建物が気密性が高いこと、この2つから湿度調整が自然に行われることは少なくなってきました。天然素材のリネンだと、鉄筋コンクリートや鉄骨の建物でも、見た目だけのナチュラル感だけではなく、実際の機能においても天然素材の役割をきちんと果たしてくれますね。

リネンは、化学繊維にはない独特のシャリ感やハリ感があり、実際も強い素材ということ。つまりリネンは洗濯に強いのです。カーテンって部屋のほこりや外の排気ガスが付着していて、目には見えない汚れが生地全体に薄く着いていたりします。強い繊維は、何度も洗濯しても、弱ったり薄れたり、すり切れたりする心配は、その他の生地よりもグンと少ないでしょう。
カーテンは開け閉めする時の摩擦でこすれ合うことが多く、静電気が起きやすくなっています。リネンは化学繊維に比べて、静電気を帯びにくいというメリットがあるので、繊維どうしがまとわりついたり、ほこりが付着したりするのは最小限に抑えることができます。

リネンは天然素材のため、糸の太さがどうしても均一にならないものがあります。逆にそこが“味”になり、温かみを感じさせますね。表面が全く均一でスルスルとした感じの布は、味気ない感じがするものです。温かみがあり味わい深いリネンは、リラックスした部屋のカーテンに適した素材なのです。

ただ1つ難点は、シワになりやすいということくらいでしょうか。

長持ちする風合いと肌ざわり

リネン素材で身に付ける肌着やシャツなどをお持ちの方はご存じかもしれませんが、肌に触れるとひんやり感があります。汗をかいてもサラッと感じられ、リネンのシャツは、夏場に一度切ると手放せないという方も多くいらっしゃいます。
ガーゼケット、シーツ、中綿などにも使われるリネン。特に夏は気持ちよく、寝具には、その肌ざわりが最適なのでしょう。カーテンもさわり心地とか直接肌に触れるので意外と気になるものなんです。開け閉めする時に手に直接触れる感触も、細かいところまで気配りとこだわりを持って生地を選ぶとまちがいないですね。

普通カーテン生地というのは、時間とともに日焼けしたり劣化したりします。リネンは時間がたてばたつほど、風合いが増すと言われています。リネンのカーテンは、洗濯にも強いということを合わせれば、長く使える優れものですね。

3つの特徴を知って、リネンのカラーを選んでみよう

カーテン生地の素材が決まったら、次はカラーですね。
メーカーによりさまざまですが、ここではザックリと3つに分けてその特長をご紹介しましょう。

・オフホワイト:
最もリネンらしいのが、定番「オフホワイト」。定番なので質の高いものを選び、リネン本来の魅力を倍増させちゃいましょう。

・イエロー、ピンク、水色、グリーン
カーテンにもビビッドカラーが好きというかたは、明るい色が好きなのに面積が広いカーテンだから派手になりすぎるかもと敬遠してしまうかもしれません。そこはナチュラル素材。ビビッドカラーを持ってきても、風合いの良さが相まって、おさえめ、控えめな感じで高級感も持ち合わせ、カーテンとしても使いやすい色と言えますね。

・ブラウン系やブラックなど濃いカラー。
モダンで落ち着きのある感じで、部屋のアクセントに。面積が広い分圧迫感や重たさが気になるときは、フローリングやドレッサー扉とのバランスを見て決めると良いでしょう。

これまで、カーテン生地として、あまり注目されなかったリネン。ナチュラルでしかも高級感があり、独特の風合いで、お部屋がグンとあか抜けた感じの空間になります。カーテン生地を選ぶときは、ぜひリネンコーナーものぞいてみてくださいね。

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無類の読書好きで、ムダに知識だけ豊富な私です。

小学3年生〜6年生までの間に、百科事典を読破しました。
19歳で起業してから44歳までの25年間で、新聞図書費で2億円使いました。
クイズミリオネアは、TVの前で2回全問クリアしました。
その他、クイズ番組では、TVの前で何度も優勝しました。
でも、おかげで人生は自分なりに豊かになりました。
そんなムダ知識を、少しでも役に立てばと思って、ブログ書くことにしました。

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