子どものストレスケア「話を聞く」

市川弘美

新学期がはじまって、1週間たちましたね。
わたしたちは、やっぱり子どものストレスが気がかりです。

子どものストレスを少しでも減らせるために、わたしたちができること、それは「話を聞く」ことだと、わたしは信じています。

「聞く」ときの受け答えのポイントは、「あいづち」と「おうむ返し」です。

・あいづち


うんうんと言うのに、プラス「首をタテに動かす」を意識してみてください。
たったこれだけで、子どもの「聞いてもらってる感」が格段にアップしますよ。

「うんうん」
「へ~そうなんだ」
「そっかぁ」
「そんなことがあったんだね~」
「そんなふうに思ったの」
「それで(?)」
「それから(?)」

かる~くうなずいたり、ときにはふか~くうなずいたりと、子どもの話のペースに合わせると、さらに効果的です。


・おうむ返し


子どもの話すことばを、そのまんま繰り返します。

子「ぜんぜんオモロクなかった」
母「オモロクなかったんだ」

子「〇〇〇、アイツきらいや!」
母「〇〇〇クンのことはきらいなんだね」

子「ホンマ、もぉ授業たいくつーー」
母「授業がたいくつなんだ」


ストレスがたまってると、どうしても良い話はでてきませんね。
このイマイチな、ネガティブな話を大好きなママに聞いてもらえることが、子どもにとってエネルギーを貯めることになるんです。

あ、子どもの「楽しかったよ~」という話も、あいづちとおうむ返しで聞いてあげると、楽しさ100倍!になりますよ。

子どもは話を聞いてもらえることで、心がいやされ、やる気が出たり、安心して良い夢見られます。明日への活力ですね。

わたしたちも、子どもの話を聞くと、どんな様子かわかるし、子どもが何をかんがえているのかも分かるようになって、安心ですね。

☆関連記事
『「話を聞く」と「今日はどうだった?」のちがい』
『子どものストレスサインにはこんな言動が見られます』
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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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