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まとまりのない文章①~一文が長いと、伝わらない~

先日の「まとまりのない文章」、ここをチェックしてみよう! でお伝えした、4つのチェックポイント。

 

① 1文節がやたらと長い。

② 読点「、」が多すぎる。もしくは、なさすぎる。

③ 尻切れトンボになっている。(結論がない)

④ 文末がほとんど同じ。

 

今回は、「①1文節がやたらと長い」について解説します。

◆1文節が長いとどうなるか?

1文節とは、文章の始まりから句点「。」で終わるまでの文章のことです。

では、1文節が長い文を例で見てみましょう。

<例>

昨日とても腹が立ったのは、仕事から帰ったら電話するよと言っていたのに電話がなく、お風呂も入らず待っていたのにメールもなかったので、結局連絡を待ってイライラしているうちに、寝る時間が遅くなって睡眠不足になり、翌日会社に行くのがとても辛くなって、余計に連絡がなかったことに対して怒りが込み上げてきたのです。

いかがでしょう?

読んでいて、何を一番に伝えたいのか分かりましたか?

「連絡がなかったから怒っているんだな」というくらいで、どこかが強く残ることがないですね。

このように、「何が」「どうする(どうした)」の形に収まるまでがこのように長いと、言いたいことが分かりづらくなってしまいます。

つまり、伝わらない。

また、この例の場合「誰が」「誰に」も抜けているので、さらに分かりにくくなっているのです。

WEBで発信している場合、パソコンだけでなくスマホから読まれることも多いので、小さな画面に文字ビッシリ…なんて目にもよろしくない。
読む気をなくします。
そこを踏ん張って読んでくれた読者に謎「??」を与えてしまう、このような1文節が長い文章はもう二度と読まれることはないでしょうね。

◆内容は同じなのに、読者の理解度が上がる!

では、例の文の1節を短く修正してみましょう。

昨日、とても腹が立つことがあったんです。
彼が「仕事から帰ったら電話するよ」と言っていたのに、その電話がなかった。
私はお風呂も入らず待っていたのに、メールもなく…。
結局連絡を待ってイライラしているうちに、寝る時間が遅くなってしまいました。
それで翌日、睡眠不足から会社に行くのがとても辛くなって、彼からの連絡がなかったことにさらに怒りが込み上げてきたのです。

いかがですか?内容は同じですが、彼女が大好きな彼からの連絡を待ってイライラしてしまった様子が伝わりませんか?

このように早めに句点「。」を入れ、改行し、不足情報を足し、言い回しを少し変えるだけで、文字量は修正後のほうが多いのに、スッキリと読めます。

 

長い文章は読まれない、とよく言われますが、文章全体が長いよりも、1節が長いほうが読みにくいし、内容が伝わりません。

1節は長くても、この例文の最後の1節くらいにするのがベスト。(60文字程度)

まとまりのない文章①、それは1節が無駄に長いこと。

 

このような書き方のクセのある人は、早めに句点「。」を入れるようにしてみてください。
すると、無駄に入れた言葉や、不足している言葉が見えて、まとまりがよくなります。

 

では、次回は「②読点「、」が多すぎる。もしくは、なさすぎる」についてです。


特集:まとまりのない文章

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