まとまりのない文章③~結論がないのは犯人が分からない推理小説~
「まとまりのない文章」、ここをチェックしてみよう!でお伝えした、4つのチェックポイント。
③ 尻切れトンボになっている。(結論がない)
④ 文末がほとんど同じ。
2回目の今日は、「尻切れトンボになっている。(結論がない)」について。
◆ 結論がない文章は、読後感が最悪
結論がない・・・。これは致命的です。
「だから、なんやってん!!オチは?オチ!!」
と、大阪人なら叫んでいることと思われます(笑)
文章を書き始めるときは書き出しから考えるのではなく、結論から考えると以前お伝えしました。
結論を決めず書き始めると、どこへ向かっていいのか分からず、書きながら結論を探すため文章がグダグダになってしまうのですね。
推理小説に例えると、こんな感じになります。
① 事件が起こる。
↓
② あの人が犯人?と何度も思わせながら話が二転三転する。
↓
③ 犯人を追っている刑事が最後につぶやく。
「結局犯人は誰なんだ・・・」
↓
④ エンドロール
読み終わった後の読後感はサイアクですね(笑)
モヤモヤします。イライラもします。
「人の文章を読むとき」は、読者は結論に向かって読んでいるのです。
犯人は誰?とドキドキしている状態なのです。
犯人が最後に分かるから、途中でやめることなく最後まで読むのですよね。
だって、犯人が誰か分からないと自分が気持ち悪いから。
◆ 結論がない文章にならないために
結論がない文章にならないためには、
最初に犯人(結論)を決めて事件を起こす(書き出す)こと。
そうすれば、最後に「犯人はコイツだ」に向かって文章が進むので、読者はスッキリしますね。
間違っても、途中で犯人を変えたりしないでくださいね!(笑)
まとまりのない文章③、それは結論がない文章は読者の読後感をサイアクにすること。
書きながら犯人を誰か考えながら書いていると、当然ながら話はまったくまとまりませんから、しっかりと犯人を設定してから書き始めてください。
では、次回は最後の「④文末がほとんど同じ。」についてお話しますね。
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