句読点の付け方にルールはあるのか?
文章を書いていると、時々「あれ?句読点ってここでよかったっけ?」と思うことってありませんか?
そんなことを気にもしたことがない、という方はちょっと無頓着すぎですよ(笑)
そこで今回は、句読点について考えてみましょう。
◆ 句読点ってなに?
そもそも句読点とはなんぞや?ということで、「はてなキーワード」の「句読点」 が分かりやすいので抜粋します。
<句読点>
文の論理的関係を明確にし、読みやすくかつ理解しやすくするために切れ目や終止を示す表記上の符号の呼称。
。と、のこと。
ちなみに句点は「。」、読点は「、」。
横書きの場合は、ピリオド「.」やコンマ「,」だけでなく丸括弧「()」や鉤括弧「「」」も含まれる。
基準ははっきりしない。日本においては平安初期の漢文の訓点から派生したもので、江戸時代に西欧から渡来したピリオド、コンマの影響を受けて普及したもの。
なお,文化庁の「公用文に関する諸通知」によると,日本語の公用文については,句読点は,横書きでは「,」および「。」を用いる。
◆ 句読点をつける基準ははっきりしない!?
上記の中で注目したいのは「基準ははっきりしない」というところ。
ここで言われるように、句読点を付ける位置は、個人の好みで用いられることが多いですね。
ですから明確に「ここに付けましょう」というルールはない、と考えてOK。
句点「。」は文章の終わりに付ければいいのですが、読点「、」のほうは付ける場所に悩むことがあるかと思います。
読点「、」は、付ける場所によって意味が違ったものになるケースもあるので、注意しましょう。
◆ 読点を適当に付けると意味が変わることがある
では、以下の例文で見てみましょう。
<例>
「私は一生懸命勉強する娘を応援した」
「私は、一生懸命勉強する娘を応援した」 → 一生懸命勉強する娘
「私は一生懸命、勉強する娘を応援した」 → 一生懸命応援する私
のように、「一生懸命」が私にかかるのか、娘にかかるのかが変わってしまいます。
なので、たかが読点、と適当につけないようにしましょう。
◆ 読点を付けるところに迷ったら、この方法を!
そこで、句読点をどこにつければいいのか?と悩まれる方に、とっても簡単で誰でもできる方法を!
それは、「声に出して読む」です。
私は「句読点」は文法として捉えるよりも、どちらかというと文章のマナーだと捉えています。
声に出して読むことで分かると思いますが、変なところで句読点を入れていると、その箇所で詰まった感じがしますし、入れないとダラダラと変に長い感じがします。
いくら基準がはっきりしないといっても、何度も何度も詰まるほど句読点があったり、一文読むのに息が続かないほど句読点がない、というのは、読む側からすると「読みにくい」です。
「句読点」は読む人へ対する思いやり、と考えていただければいいですね。
読む人が読みやすいように、と考慮してつける。
特にブログのように、パソコンモニターで読まれる文章は、紙媒体よりも「読みにくい」のです。
声に出して書いたものを読む、その時読んでくれる人が読みにくくないかな?と気持ちを添えて、ちょっと考える。
これを読み返すときの習慣にしてくださいね。
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