できる営業マンの会話を公開!コーチング型アホ営業のメリットとは?
本日も、営業のプロ富永さんに、営業のアレコレについて聞いていきましょう!
富永さん、よろしくお願いします。
読者の方から質問がこのような質問がありました!
「アホになりきる営業メリットはわかりました。しかし、具体的にどのようにアホ営業を実践すべきかわかりません。具体的な会話例など知りたいです!」
うーーん、そうですね‥
過去に実際にあった事例をお話しましょうか!
【じゃんけんは負けるが勝ち】
以前の会社でアホの見本のような部下がいました。
この人と話していると「人に勝つことなんてどうでもいい」と思わせてくれます。
普段の彼女は正真正銘の天然のアホ。人にマヨネーズを渡しながら、「このしょう油、 コタツにしまっといて」
(何一つ合ってない!)、クルマを運転していてどっちに曲がるか を聞くと、「うーんと、みだり」(どっちやねん!)。
そんなことを本気で言ったりする人です。
超がつくぐらい天然ボケなんですが、仕事ぶりはスゴイ。当時はフランチャイズオーナーさんたちを一軒一軒回り経営アドバイスをする役割なのですが、現場に入って数字を見れば、どこをどうすればいいかパパッとわかる。
的確なアドバイスができるので信頼も厚い。
しかも一生懸命に仕事をするので、誰からも好かれる人です。
そんな彼女と話をしていたときのこと。
彼女「私、じゃんけんすごく弱いの」
私 「イメージすることで現実が引き寄せられるから、じゃんけんだって、強くイメージすれば勝つことができるんだよ」
彼女「ふーん。でも私は、じゃんけんで負ければ相手が喜ぶから、負けたほうがうれしいけどね」
これには、ハンマーで脳みそを打ち砕かれたかのようなショックを受けました。
小さいころから、勝利や成功することが良しとされてきたのに、負けて喜ぶ人がいるなんて。
自分はなんてちっぽけなプライドにこだわってきたんだろう……。
でも確かに彼女の言う通り、自分が負けることで相手が喜んでくれるなら、負けるほうがいいに決まってる!
それから私のなかの「勝ち負けのスイッチ」は完全にオフになりました。
勝ち負けにこだわる場面も時にはありますが、こだわらなくてもいいところでは、むしろ負けたほうがいい。特に商談では、自分はアホになって相手に勝っていただけるようにします。
私が勝ってしまいそうになったら、彼女を思い出すようにしています。勝つことの意味をはき違えないようにしたいですね。
【本日の名言】
こだわらなくてもいいところでは、むしろ負けたほうがいい。特に商談では、自分はアホになって相手に勝っていただけるようにする!
勝つことが本当の勝ちではないこと、よくわかりました‥
営業に限らず、すべての場面でもそうですよね。。
反省して生かしていきたいと思います‥!
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