地方創生SDGsへの取り組み事例【①観光事業】
「美濃と和紙を元氣にする!」
と、決意して引き継いだ和紙製紙業。
ですが、想像以上の衰退具合。。。
そもそも、市場的にみたら完全に「衰退市場」!
和紙の生産の絶対量は増えるはずもない。
つまり、伸びない(笑)
それでも会社を存続させるには、
和紙の“製造”以外の何かと組み合さなければなりません。
そこで、思いついたのが「工場見学」。
当時は、「シルシルミシル」とかいうテレビ番組があったと思います。
なので、「工場見学」を始めました!
かれこれ9年前でしょうか?
毎月1回の定期工場見学からはじまり、
今では、大手旅行会社との「美濃和紙ツアー」企画まで発展しました。
その「工場見学」のPVがコチラ↓
工場見学は、「観光事業」と捉えていたら、
観光全般に関心が及んでしまい、
今では、美濃市観光協会の副会長も務めております(笑)
観光事業のいい所をまとめると、以下の点↓
①仕入がない
②情報発信になる
③和紙が売れる
詳しく説明しましょう。
【①仕入がない】
観光事業は製造業と違って、
原料費や水光熱費など“仕入がない!”
なので、観光事業の収入はすべて粗利になります。
【②情報発信になる】
工場見学に参加したお客様は、
ほぼ必ず写真を撮ります。
そして、何名かはSNSで発信してくれます。
つまり、〝お客様が情報発信してくれる〟んです!
【③和紙が売れる】
和紙が出来上がる工程を見たらどうなるでしょう?
そう!欲しくなるんです!
製品の情報量は購買意欲に繋がります。
そして、時には「こんなに苦労して作られているんだから。。。」と同情購入にも繋がります(笑)
と、考えたらいい事づくし!
やらない手はないと思います♬
これからの伝統産業は、
このような観光事業と組み合わせた「ハイブリッド型」でないと、
その価値が伝わらず衰退していってしまうような気がします。
以上が、伝統産業(衰退産業)を持続可能にするための取り組み事例でした。
次回は、観光産業に続く「小売・卸売事業」への展開をお話しします!
そして、最後に営業を(笑)
SDGsのセミナー、研修、講演のご依頼はコチラまで↓
koichi.tsuji@marujyu-mino.com
『美濃と和紙を元氣にする』
辻晃一
【FB】https://www.facebook.com/koichi.tsuji.MINO
【TW】https://twitter.com/kotchant
【Instagram】https://www.instagram.com/koichi.tsuji/
【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCH9G2YSfjZadOb7okn2e0mg
この記事へのコメント