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ラベンダーの香りとその成分

薬局関係の先生方との出会いから1日経ちました。

今回は初北海道ということで少し足を延ばしていろんな場所に行っています。

ラベンダーは7月中旬までが旬とのことで残念ながら今回北海道のラベンダーには出会えなかったけど。
唯一、一つの場所でもう終わりかけのラベンダーに会うことができました。

ここのラベンダー。
香りが風に乗ってきて少し離れた場所でも十分香ってきました。

そしてこの香りと同じ香りは風の強い海岸線にも少しだけ香ってきたのです。

さすがに花の姿はありませんでしたが、ところどころに香りの残り香があり、慣れた香りはふと香ってくるのだということも実感しました。
今回はこのラベンダーの香りについて書いてみましょう。

 

香りの中身

精油は何種類もの芳香分子からできていることはご存知の方が多いでしょう。
特に多いものになると100種類くらいの分子が集まっています。

その分子の中に特徴的な香りがあり、これが精油の主な香りになっています。

ラベンダーアングスティフォリア(Lavandula angustifolia)の香りの中身は主に以下のようになっています。

  • リナロール
  • ボルネオール
  • 酢酸リナリル
  • βオシメン
  • βカリオフィレン

など。

リナロールや酢酸リナリルが主となりますが、特徴的な香りとしてはクマリン類の香りが少量ですが、これが桜餅の香りと同じようなもので、注意深く香ると桜餅の香りに似た成分を感じることもあるでしょう。
この香りはハーブウォーターになると顕著に出てきます。

ふと香りがしたときに何の香りか?を感じることができるようになると香りの上達が早くなります。

 

癒しの香りの成分

ラベンダーが癒しの香りになるのは、エステル類には鎮静や神経バランスの回復があったり、モノテルペンアルコール類であるリナロールには鎮静などがあるためです。

ただ、ラベンダーの香りが苦手な人には興奮となるので注意が必要です。
すべての人がこの香りで眠れるわけではありません。

また、ラベンダーに含まれるボルネオールは竜脳という生薬の香りに含まれるもので、これは神経の興奮作用も持ちます。

つまりボルネオールを多く感じる人は興奮となり、リナロールや酢酸リナリルを感じる人は鎮静となっていくのです。

このように香りの成分によってその人がどう感じるかは千差万別で、個々の個性が出てくるということになるのです。

 

香りに触れて感性を身につける

香ることで嗅神経や嗅細胞は活性化して、いつの間にかいろいろな香りを嗅ぎ分けることができるようになります。

嗅覚は人の本能に直結するために香ることはその人の感性に触れることになります。

感性を身につけると自分がこの先どんな風にしていきたいかを直感的に選ぶことができるようにもなります。
それは決してわくわくばかりでなく、時には大きな不安を伴うこともあるでしょう。

それでも感性を磨くことでシンプルな思考になり不安から距離を置くことができるようになっていきます。

香りに触れ続けていると、自然に嗅覚が香りを探すようになる・・・とある方がおっしゃっていました。

是非とも「分析された紙などが入っている」香りをお求めいただき感性を養っていってください。

 

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