リウマチ様関節痛とサイトカインTNFα
リウマチ因子RA因子は陰性でもリウマチの診断が出る昨今。
お薬も以前より進化していて副作用が少なく、また、反応も上々なものが多くあります。
その中でも顕著なのがTNFα阻害薬。
TNFα
活性化マクロファージや活性化Tリンパ球から産生されるアミノ酸の一種。本来腫瘍細胞を壊死させる因子である。血管内皮細胞、脂肪細胞、ミクログリア、アストロサイトからも産生されると言われる。現在はリウマチ疾患の患者さんに多く出ているとわかり阻害薬が出ている。TNFαの大量産生は微小循環の障害、微小血栓の形成、ミトコンドリア障害、アポトーシスの誘導などがわかっている。
肝臓の虚血などにより肝クッパ細胞が活性化して大量にTNFαを放出し、胆汁の鬱滞にも関わるとされる炎症性のサイトカイン。
漢方医学的には肝血虚の状態がTNFαを放出することを促すことになります。
肝血虚になるには肝の鬱滞に原因があります。(詳しくは新規メニューの漢方医学アロマにて)
つまりストレスの蓄積。
ここには感情も加わるのですが、まさに現代のの日本の働く世代に多く存在する疾患を表します。
症状に戻しましょう。手指の痛みと腫れにくわえて熱感もあるこの症状。生活を改めるのはもちろん、アロマでのケアも必ず必要。
これをするだけで内服への道をまぬがれます。
ヘリクリサム、バジル、ジュニパー、タイムサツレオイデス、ラベンダーアングスティフォリア、そしてローズメリーベルベノン。
関節炎には必ず使いたいヘリクリサム(薬との相互作用あります)。
ラベンダーアングスティフォリアはエステルによる鎮静と抗炎症。
過亢進になってしまった身体への労りの精油として使います。
ジュニパーは鬱滞を取るためと鎮痛。
この夏雨が多くて体に湿が溜まったこともリウマチ性の不調に繋がります。
湿と冷えはこうした不調をお持ちの方には大敵です。
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