何か欲しいものをネット上で買おうとする際、多くの人がまず浮かべるのがAmazonだと思います。そんなAmazonで、自社の商品を売ることができたら良いと思いませんか？
とはいえ、ネットショップの最大手とも言えるAmazonでの出品はハードルが高いようにも思えるでしょう。実際、私はAmazonで自分の商品を販売しているのですが、出品までこぎつけるのは中々大変でした。登録の手続きは分からないことだらけだったためGoogle検索で方法を調べながら進めたのですが、意外と求める情報が出てこないのです。ということは、私と同じようにAmazonに出品したいと思っている人は困っているはず。
そこで、Amazonに自社商品を出品する方法を順を追って話したいと思います。お題目は以下の通り。
・尚貴堂はなぜAmazonに出品したのか
・Amazon出品で発生する経費
・時間がかかる出品者登録
・商品登録の前にJANコードの申請を
・商品登録もややこしい
・ようやく出品開始…だが？
とても長くなってしまうので、今回は出品者登録についてまでを話します。一番時間がかかるところなので、Amazonへの出品を考えているのであれば、是非お読みください。
尚貴堂はなぜAmazonに出品したのか
まず、私のブランド「尚貴堂」はなぜAmazonに出品したのかを話させてください。その一番の理由は、Amazonが最も買い物がしやすいネットショップだから、というところにあります。
私にとって、ネットで買い物する際に一番面倒なのは購入者情報の入力です。住所を入力したり、クレジットカード情報を入力したり、ショップによって入力し直さなくてはならないということが面倒でなりません。ですので、以前入力した情報がそのまま使えるように一つのショップですべての買い物を済ませてしまいたいのですが、Amazonはそんな想いに応えてくれる存在です。きっと、私と同じようにAmazonを便利に感じている人が多いだろうと思っているので、どこよりもまずAmazonで販売したかったのです。
ちなみに私は利用していませんが、FBAというサービスを利用することで、Amazonの倉庫に在庫を置いて配送を任せてしまうことも可能です。出品する側からするととてつもなく便利なサービスなので、このサービスの存在だけでもAmazonを選ぶ価値はあるでしょう。尚貴堂でも近いうちに利用するつもりです
Amazon出品で発生する経費
Amazonには小口出品と大口出品という2種類の枠があります。
例えば、中古の書籍を販売する際など、すでにAmazonに登録されている商品を販売する場合は小口出品。新たに登録しなくてはならないオリジナル商品を出品する場合は大口出品サービス扱いになるため、尚貴堂は大口出品サービスを利用して出品しています。そんな大口出品サービスにかかる経費は下記の通り。
月額登録料：4,900円
出品手数料：販売価格の15％（商品カテゴリーによって変わります）
このように、割と経費はかかるので、商品の価格設定次第では利益が出ないということもあり得ます。気をつけましょう。
時間がかかる出品者登録
この登録が完了すれば、晴れてAmazonに自分のショップを開くことができます。ただし、下手するととても時間がかかるので注意しましょう。
・アカウント登録
画像のように、基本的なアカウント設定を進めます。ここは時間をかけずにサクサク進められるでしょう。問題は次に求められる提出書類です。
・出品開始に必要な書類の提出
アカウント登録を完了させると、「出品開始に必要な書類を提出してください。」というメッセージが届きます。私はここで少しつまづきました。要求される書類は2点。「銀行口座明細」と「国民IDの証明書類」です。
先に言っておくと、下手すると審査まで最大で２ヶ月もかかってしまいます。申請は計画的に進めましょう。
まず、「銀行口座明細」は、通帳の口座番号と支店名が分かるページをコピーして提出すればOKです。
問題は「国民IDの証明書類」。これはマイナンバーカードのことを指しています。マイナンバーカード、発行してますか？私はしていなかったので大変でした。
マイナンバーカードは、通知カードが手元に届いてから地方公共団体情報システム機構（https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse）に申請し、発行してもらったものを役所に受け取りに行く、という流れで手に入れることができます。発行しなくても通知カードさえ手元にあれば日常生活には差し支えないので、わざわざ発行していないという人も多いのではないでしょうか。この申請から発行まで、約１ヶ月ほどかかってしまうので注意しましょう。
上記2点の書類をAmazonに提出することでようやく審査に進むことができますが、更に審査に約１ヶ月。マイナンバーカードの発行と合わせると、最大で２ヶ月かかってしまいます。大口出品サービスは月額制なのでギリギリに登録したいと思うかもしれませんが、審査は余裕を持って進めましょう。
以上、Amazonへの出店登録まででした。これで、Amazon上に自分のショップを構えることができました。次回は、実際に販売する商品の登録について話したいと思います。下手をすると、ここでも想定外の時間を取られる可能性があるので、是非合わせてお読みください。
この記事へのコメント