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人は逝くときに人柄が分かる

毎日生まれる命があれば、逝く命もある。

今日は、Sちゃんのダンナさんの、Yちゃんのお葬式のときのことをちょっと聞いてください。

 

私は「Yちゃんみたいな人になろう」って、彼のお葬式で思った。

お葬式って、こんなにも、人柄がわかるんだ。

どう生きてきたかが、わかるんだ。

・・・今まで、何度もお葬式に行ってるけど、そのときすごくそう思った。

 

46年間、人のために、人のことを思って生きてきた人は、
こんなにも、たくさんの人達の感謝の中で、見送られていくんだ・・・

本当にすごい人だったんだなって。

 

末期の胃ガン、余命4ヶ月だと、いきなり医師に宣告された、Yちゃん。

それから1年半くらいが経った夏には、「いつどうなってもおかしくない状態」と言われ、
骨や肺など全身に転移していたガンの痛みは相当なもので
普通の人がとてもじゃないけど我慢できない状態になってた。

痛み止めのモルヒネで、意識がもうろうとしている中
ずっと、私達のイベントを心配して、応援してくれてた。

本番前日・・・

「今日は21日だよね、とうとう明日だね。
人を巻き込んでやることだから、ちゃんと成功しないとね。

大きいことやるんだから、ママ(奥さんのSちゃん)大丈夫かな・・・」

22日、本番大成功!を伝えると、すごく喜んでくれたって。

そして23日・・・24日・・・。
だけどYちゃんは、

「今日は21日だね・・・明日・・ママ大丈夫かなぁ・・・
ちゃんとできるかなぁ・・・」

って・・・。

そして、しゃべれなくなって・・・。

30日、お昼ちょっと前に、家族全員いる中で、静かに息を引き取られた。

 

お葬式での、Sちゃんの喪主あいさつ・・・本当に泣けた。

「今朝、喪服の着付けをしてもらっていて、
白い長襦袢を着た時、

16年前の花嫁衣装の着付け
お嫁に来た時のことを思い出しました。

人のことだけを考えて
会社の部下の人たちや家族のみんなが
どうやってスターになって輝けるかだけを考えている人でした。

余命4ヶ月だと宣告されて、一番最初にしたこと・・・

私の両親のところへ行き、
『16年前に幸せにすると約束したのに、守れそうにありません。
申し訳ありません』

と、謝ったんです。

そして、子供たちには自分が話す・・・と、
とってもつらいはずなのに、自分のことは全く何も、
人のことばかり・・・

・・・・・・・・・・・・・・・」

あの日のSちゃんは、とっても立派でした。

 

お葬式が始まる前、ギリギリの時間に、駐車場には、Yちゃんの会社の営業車が、次から次へと入ってきた。
乗り合わせでもなんでもなく、

きっとお世話になったであろう部下達が、
どうしてもお別れを言いたくて、なんとかかけつけたんだろうなぁ。

それを見てて、また泣けた。

 

かっこよく生きていきます。

人のお役に立てるために・・・

Yちゃんに教えてもらいました。

人は逝くときに、人柄が分かる。
そして、それまでにどう生きて来たかも分かる。

Yちゃん、ありがとう。

 

※この記事は2009年9月1日に書いたものを、リライト・転載したものです。

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