節約・倹約の本質を心得よ(3)【父の教え】
【父の教え】は、2015年5月に逝った、父の遺言に書いてある内容です。
私が自分自身を諌めるために、ここに投稿しています。
何かの参考になったら、幸いです。
ただし、感謝 を 忘れないこと
節約の心得のポイントは、人それぞれの「ほどよい基準」にある。
では、どう考えれば「ほどよい基準」に至るのだろうか?
それは言うまでもなく「我も人もの幸せ」を目指すことである。
母親が我が子に向けるような、一切見返りを求めない愛情もあるが、それは母子と言う関係にしか成り立たぬ。
どんなに良いことも、我も人も 同時に幸せであること。自己犠牲的な一方的な親切などは、結局、行き詰まる。行き詰まると言うのは、それまでの努力や苦労が報われず、無駄に終わると考えられる。この無駄を放置しておいて、節約も倹約もあり得ないと思う。
「我も人もの幸せ」を念頭に、要不要を峻別することだ。
これが節約の心構えの第一である。
・必要でないとき
・必要でない物を
・必要以上に使わない
次に、全てのことに「感謝の心」を忘れないこと。
どんなことも、どんな物も、我々が人間が無から作った事や物などない。全ての根源は大自然の賜物である。そうしたことに想いを馳せ、感謝の気持ちを忘れなければ「物の無駄」はなくなる。物を最大限に活かす気持ちも芽生え、創意工夫やアイデアも生まれる。感謝の心は、そのまま「節約」に繋がるのである。
第三は「足るを知る」こと。
老子の言葉に
禍(わざわい)は、足ることを知らざるより大なるはなく、咎(とが)は得ることを欲するより大はなし。
足ることを知る者は富む。
という言葉がある。
全ての不幸は、飽くことのない自分勝手な物欲と「不足の思い」にある。
婆さん(おばあ)の毎朝の誓いにもある
「今日一日、腹を立てず、不足の思いを致しません」
とあるが、あれこそが、節約の心構えであろう。
お前のことは「長男大事」と、弟たちや他の親族とは格別な扱いをしてきただけに、自分勝手、わがまま、不平不満を言わぬか気がかりである。
腹を立ててはならん。
不足をもらしてはならん。
節約を心がけよ。
そうすれば、富む。
(次回につづく)
なんだか・・・・
走る目の前に、ニンジンをぶら下げられた馬のようだな・・・汗
腹を立てず、不平不満を言わなければ、儲かる!
儲かるって言われたら、やるしかないよな。笑
特集:節約・倹約の本質を心得よ
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