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コロナに負けるな!名古屋発国際映画祭!『あいち国際女性映画祭2020』は9/3(木)〜6(日)の4日間

ソーシャルディスタンスを気遣い安心・安全な映画祭を

今年もこの季節がやってきました。世界中の女性監督や女性に注目した作品を上映する日本唯一の国際女性映画祭『あいち国際女性映画祭』、コロナに負けず、9月3日(木)〜6日(日)に開催予定です。

それに伴い、去る7月28日主会場の愛知県女性総合センターウィルあいちにて『第25回 あいち国際女性映画祭2020』の記者会見が開催されました。今回のおすすめ映画・イベント紹介や、会期中のコロナ対策説明もあり、開催への期待が高まります。

緊急事態宣言明け初の映画祭ということで、主催のあいち男女共同参画財団の高橋智保理事長は「県や業界の状況を見ながら、今後も進めていく」と慎重に対応する姿勢を見せています。

左から高橋智保理事長、佐藤久美イベントディレクター、木全純治ディレクター

また、木全純治ディレクターは「作品をスクリーンで見ることで、より監督の想いが伝わる。多くの人が集って行われるのが映画祭の本質。ぜひ実現したい」。

今年はソーシャルディスタンスを守るため、ホールの収容人数を例年の半分に設定。換気設備も充実、安心・安全な映画祭にすると関係者一同、意気込んでいます。

日本初公開4作品。愛知県出身の監督作品も上映!

今年は日本初公開4作品、愛知初公開7作品を含む全30作品を上映予定です。日本初公開作品のうちのひとつ『友達やめた。』の今村彩子監督は愛知県出身。9月4日(金)の作品上映時にゲスト登場予定です。

『友達やめた。』(c)Studio AYA2020

生まれつき耳が聞こえない今村監督と、アスペルガー症候群の友達「まあちゃん」のふたりの姿を見つめるドキュメンタリー。

まあちゃんと友達になりたい今村監督ですが、空気の読めないまあちゃんとのコミュニケーションはとても難しい。さまざまなチャレンジの結果は…?

また、海外2作品はともに韓国映画です。9月3日(木)のオープニング作品となる『若者の光』は、シン・スウォン監督のオンライントークも予定されています。

韓国の深刻な就職難や格差社会を背景に、若者の苦悩をリアルに描いた見応えある作品です。

『若者の光』

愛知初公開作品7作品。木全ディレクターが香港映画をプッシュ!

愛知初公開作品は、中国・香港、イタリア、台湾、エルサルバドル(初参加)などさまざまな国から参加しています。香港映画については記者会見の際、木全ディレクターが

「現在激動している香港の中で、香港の映画人たちが今後どう表現を行っていくか。今回上映される『花椒の味』『淪落の人』のような素晴らしい作品が来年以降作れるかどうかの試金石」

と強力にプッシュ。

『花椒の味』Courtesy of Media Asia International Distribution

『花椒の味』は、亡き父の残した火鍋店を二人の異母妹とともに切り盛りすることになった主人公が、奮闘する過程でその絆を育んでいく様子を描いた秀作です。

国際交流企画
シンポジウム「杉原千畝生誕120年 命のビザ発給80年」

【9月3日(木)13時50分〜 会場:ウイルホール】

ナチスに追われたユダヤ難民に日本通過のビザを発給、6000人の命を救った外交官・杉原千畝氏をテーマに映画上映とシンポジウムが行われます。

映画『杉原千畝 スギハラチウネ』上映後、パネリストに杉原千畝研究を重ねる稲葉千晴氏(名城大学年情報学部教授)、白石仁章氏(外務省外交史料館課長補佐)お二人を迎えて同タイトルのシンポジウムを開催。

杉原氏の功績についての理解を深めるイベントです。

『杉原千畝 スギハラチウネ』(c) 2015「杉原千畝」製作委員会

愛知県立大学多文化共生研究所&AIWFF共同企画
映画『淪落の人』上映+トークイベント「多文化共生社会について考えよう」

【9月5日(土)10時〜 会場:ウイルホール】

『淪落の人』は、香港を舞台に、半身不随の中年男性と彼を介護することになったフィリピンの出稼ぎ女性との交流を描いた心温まる作品。

映画を上映した後、愛知県立大学多文化共生研究所の方他をゲストに迎え、少子高齢化・人口減少が進む日本の課題である「多文化共生社会」についてのトークイベントを行います。

『淪落の人』NO CEILING FILM PRODUCTION LIMITED (c) 2018

特別企画 
50周年記念作品『男はつらいよ お帰り 寅さん』上映

【9月6日(日)10時〜 会場:ウイルホール】

昨年50周年を記念して公開された『男はつらいよ お帰り 寅さん』を上映した後、山田洋次監督研究家の映画評論家・吉村英夫氏を迎え、50年続いてきた本シリーズの人気の秘密や、監督が描く「家族」の姿を語っていただきます。

『男はつらいよ お帰り 寅さん』(c) 2019松竹株式会社

ほかにも見応えある作品がいっぱい!ぜひパンフレットとスケジュールをチェックして、胸に残る一本と出会ってくださいね。➡パンフレットがダウンロードできます!こちらからどうぞ!

<入場料>
・作品別チケット 1枚1000円(当日1300円)
※子ども・学生 前売・当日券ともに1枚600円
※前売9/2まで。当日 9/3〜9/6
※あいち国際女性映画祭事務局(ウィルあいち内)、ローソンチケットなどで発売中。

 

あいち国際女性映画祭2020
2020年9月3日(木)~6日(日)
ウィルあいち、ミッドランドスクエアシネマ

■あいち国際女性映画祭2020のTwitterはこちら

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