レモングラスの好中球粘着抑制

小野木美佳

炎症

 

例えばウイルスの侵入による炎症による発熱や咽頭痛
怪我をした部位からの細菌感染
炎症性のサイトカインによる痛みなど

 

 

ところが最近、自然炎症という言葉が出てきて
炎症の概念が少し変わりました。

 

 

メタボリック、糖尿病、高血圧、動脈硬化、ガン、認知症など

 

これらも自然炎症による不調ではないだろうか?
そんな見解が生まれてきました。

 

そして上記のような症状をお持ちの方に使う精油には
エステル類などの抗炎症が強い精油をファーストチョイスにしてきましたが。

 

もう一つ、抗炎症といえばテルペン系アルデヒド類。

 

リトセア、ユーカリレモン、レモングラスなどが代表。

 

 

そしてこの中で好中球の血管内皮細胞への粘着性を抑制する作用が強いと分かってきたのが

 

「レモングラス」

 

 

 

高脂血症、高コレステロール血症などの方にお勧めのブレンドです。

 

ヘリクリサムは血腫抑制があるばかりでなく、コレステロールや中性脂肪の高い方にお勧め。
ただし使いすぎると内出血の原因にもなります。

 

レモンは同じくクマリン類が入るので血液の流れを改善。
ただし使って4時間ほどは日光に当たらないようにしなければなりません。

 

ブラックスプルースは忙しいメタボ様に。
コーチゾン様作用による元気度アップはなかなかの仕事。
ただし長期使用は逆に体を疲弊させます。

 

そしてラベンダーアングスティフォリア。
エステル類の酢酸リナリルとモノテルペンアルコール類のリナロールを多く含みます。
ただし香りを受け付けない方には興奮性の作用もあるので要注意

ラベンダーで鎮静は今ではその方の体質や状況にも左右されてくるのであまり意味がないかもしれません。

 

 

ストレス社会もAIの発展で少しずつ緩和されてくるかもしれないと思う最近。

 

余暇をアロマで楽しむことや、ホームケアに使うことの大切さ。

何よりも自然への敬意。

 

時代の移り変わりとともに・・・・

 

 

医療界にいると、患者さんの依存がすごいことを感じますね。

 

そろそろ視点も少し変えていくことも必要になりますよね。

 

自然療法の世界はもっと広がるべきじゃないかな?

 

そんな風に思う週末です♪

 

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小野木美佳

自然療法のひとつアロマテラピーを心と体のために使う魔術師、傍ら薬剤師。アロマのあれこれ発信します♬

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