先日、子どもが突然、校長先生が話してくれたと言って「ハチドリのひとしずく」の話しをし出しました。
驚いたのは、一度聞いただけの話しを、間違えることなく話せたことです。本人いわく「とても心に残ったから覚えてる」と言います。
<ハチドリのひとしずく>
ある日、森が燃えていました。
森の動物たちは、逃げていきました。
でもクリキンディという名のハチドリだけは行ったり来たり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。
動物たちはそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」と笑いました。
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
子:クリキンディはエライと思った。
僕:どんなところが?
子:火を消そうと頑張っているから。
僕:ほかには?
子:ほかの動物たちは自分勝手だと思った・・・。
僕:クリキンディは他の動物たちをどう思ったんだろう?
子:・・・・・?
子:わかんない?
僕:動物たちのことをヒドイっ!と思っていたかな?
子:う〜ん、思ってないと思う。
僕:どうして?
子:クリキンディは、みんなに手伝ってとか言ってないから
僕:このあと、どうなったかな?
子:みんなも頑張って、火は消えたと思う。
Copyright © 2017 読+書+遊=学 All Rights Reserved.