姿勢と仲良くなる妊活⑥ 腰と子宮を痛めつけていませんか?
こんにちはー。妊活セラピストの渡辺久美子です。
姿勢をテーマにした妊活も終盤です。
今回は女性らしく見えるのですが実は体に負担をかける、こんな姿勢のお話から。
意外と腰と子宮に負担!?女性のこんな姿勢
女性のなかには腰をぐっとそらして、胸とお尻が突き出たような姿勢が楽な人もいます。
セクシーで女性らしいヒップアップしたシルエットですが、
しっかりと腹筋を使えていない人はただの腰の反らし過ぎであることも。
上は厚みが薄くてスリムだけれど、
おしりと太ももが太い方はこういうパターンが多いんです。
またハイヒールをよく履くという女性も腰の反り過ぎになりやすいです。
ちゃんと腹筋を使って骨盤を立てていないため、
腰に負担がかかって腰痛の原因になります。
腰痛になれば腰回りの血行を悪くし、婦人科系によくありません。
子宮を支える筋肉も弱く、不妊だけでなく婦人科系トラブルを起こしやすい、
弱い腰になっているのです。
さらに骨盤が大きく前傾することで腰が反りすぎ、
バランスをとるために上半身が後ろに反って、
胸椎の後ろカーブが少ない扁平な背中になってしまいがち。
おかげでやたら背中が凝ります。
そして反りすぎた体のバランスをとるためにお尻と太ももが太くなります。
姿勢を変えずに足だけ細くしようとダイエットしても、きっとうまくいかなかったでしょう。
こういう背骨の女性はとても多いです。
S字カーブが少なくて、首から背中まではペラーンとまっすぐ。
それで背中じゅうが頭の重さを分散できずに肩甲骨の間あたりがカチカチに凝っているのです。
反り過ぎの腰を正すには
まず、立っているときにあごをひくのは同じですが、
少し意識して腹筋に力を入れてみましょう。
そうすると骨盤がまっすぐ立つので、
いつも反りすぎていた腰がちょうどよい前カーブになります。
同時に後ろに突き出ていたおしりが引っ込んでしまいます。
思っていたほど自分のおしりはヒップアップしていなかった現実を知ることになりますが。
でもおしりがひっこみ反りすぎた体がまっすぐになると、
腰痛が改善されるだけでなく、
今までがんばっていた太ももが細くなってくるんです。
体って、そのひとの姿勢を忠実に支えているだけなんです。
姿勢が変われば筋肉の付き方も使われ方も変わり、体型も変わってくるんですよ。
いつかお母さんになるあなたの背中は…
背骨のことをいろいろお話してきましたが、いかがでしょうか。
ご自分の背骨や骨盤をもっと意識して過ごしてみたいと思っていただけたらうれしいです。
ところで姿勢うんぬんだけでなく背骨はその人の人生を語るかのように個性的です。
私は施術の仕事を通じて、たくさんの方の背中を触らせていただきますが、
背骨のカーブやその周りの筋肉のつき具合などは
その方の生き様が現れるなあと感じます。
ゆったりとおおらかな背骨の方。真面目で息抜きがうまくできない背骨の方。
しなやかに明るく生きている背骨の方。責任を背負っている感じの背骨の方。
不思議なのですが、背骨からそういうものをなんとなく感じるんです。
背骨にいい勢いと弾力がある方は、表面的に筋肉がかたいなと感じても、
きっと心は健康的なのだという感じがします。
毎日が充実していて、前向きに楽しんで生きていらっしゃる方はそういう背骨をしています。
そしてその背骨は生まれつきの要素ではなくて、
その人の実力で魅力的になっていくものだと思います。
「親の背中を見て子どもは育つ」という言葉がありますね。
もちろんこの言葉の「背中」の意味は、
実際の背骨のカーブや筋肉のつきかたのことではなくて、
いいこともよくないことも含めた親の生き方や行いなどを表わしています。
でも、生き方は本当に背骨のカーブを形作ってしまうくらいの影響力をもっているなあと思います。
自ら語らなくてもその人の魅力が伝わるような背骨って素敵だと思いませんか。
背骨をのばして、胸を張って。
いつかあなたの子どもに素敵な背中が見せられるよう。
Copyright © 2018 妊活セラピストの視点|ninkatsu.view All Rights Reserved.
この記事へのコメント