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メモを取らないのは大きな利益を逃している!【私を変えた言葉13】

起業したての頃、なにかと気持ちをかけてくれるお兄さんのような方からいただいた言葉です。

その方はよくランチとか誘ってくれて、その時に色々な話をしてくれました。とても知識の豊富な方で、目からウロコな話もたくさん!

でも、その頃私は「話を一生懸命目を見て聞く」ことがよいことだ、と思っていたので、ひたすら一言一句聞き漏らすまいと意識を集中して「うんうん」と聞いていました。

すると、その方は話をピタッと止めて
「なんでメモを取らないの?」
と言うのです。

「今、うんうんと聞いているけれど、きっと帰ったらほとんど正しく覚えてないよ」と。

一生懸命話してくれている方に、自分がメモをとるために下を向くのは失礼な気がしていたのですが、そうじゃなかったんですね。

ひと言、「メモを取らせていただいていいですか?」と聞けばよかっただけなんです。

「メモ魔にならないとダメだよ。そのメモがとんでもない利益を生むキッカケになるかも知れないんだから。
人の話、自分のひらめき、そんなのをメモしないってことは、大きな利益を逃してるってことだよ」

と教えてくれました。

実際、その方はいつもメモを取っていましたね。人に話す側でも、自分の話したことをメモしていたくらいです。

「同じことを話してもね、メモを取る人と取らない人がいる。メモを取る人は、それだけ真剣に話を聞いていると思うから、こちらもついつい熱が入って色々なことを教えてあげたいって思うんだよ」とも言われていました。

確かにどんな素晴らしいことを聞いても、その時は真剣に聞いていても、帰ったら正しく覚えていないことが多いです。

出先であっ、とひらめいて、これは帰ったらすぐにやらなきゃ!と思っていたのに、帰ったら「何かすごいこと考えてたはずなのに…」ということも一度や二度ではありません。

その話をその方にしたら笑いながら、「あぁ、軽く数百万円は逃したね(笑)」と言われて、ガーン!でした。

それ以来いつもメモは持ち歩いています。メモが取れないときは、音声で撮ったりもします。

メモを取ることで、大きな利益を生みだせることがある…。

それは、今になって本当にしみじみと実感することが多いのです。

 

特集:私を変えた言葉

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