人間関係も断捨離が必要!
近年、断捨離ブームが起こり、モノが少ないシンプルな生活が提唱されていますね。
私は祖父母と幼いころ同居していたので、モノが少ない時代に生きた祖父母が大事にモノを使っているのを見て育ち、祖母の「もったいない」の口癖が自分にも染みついているなぁと思うことが時々あります。
祖母たちのように、モノの少ない時代の人はそれはそれは大事にモノを使っていました。
やりすぎじゃ…と思うこともありましたけど。
祖母なんて、サランラップは洗って干して使ってましたから(笑)
でも、このモノが溢れる時代に「もったいない」の精神だけ引き継いでしまったら、ただ単に「モノが捨てられない人」の出来上がりです。「まだ使えそう」「高かったから」という理由で捨てられない。
これって、「捨てる」ということを悪いことのように捉えてしまっているんですよね。「清算」するって感覚になるので、無慈悲な自分のような気がして。
そこで、「捨てる」のではなく、「卒業」と捉えることにしてみたらどうでしょう?
今まで本当にありがとう~、さようなら~♪
という感じです。
これ、モノだけでなく、人間関係においても同じ。
こちらはモノ以上に感情が絡むとやっかいです。「昔は優しかった」「あんなにしてくれたから…」とか、その逆もありで「あんなにしてあげたのに~」とか。そういった未練とか、「冷たい人って思われたくない」「あとで私の悪口を言いふらすんじゃないか」といった、変な感情に囚われて動けなくなる。
でも、人にも卒業の時期が来ることがあります。人間関係がガラリと変わるとき、というタイミングって人生の中で何度かありますよね。
自分から終わらせることもあれば、相手から終わりにされることもある。
そのときは、卒業なんです。その人から学ぶべきことをすべて終了した、ってとき。
だから、気持ちよく卒業しましょ!
「切った」「切られた」じゃなくて、卒業。
もうまさに「仰げば尊し」の気分で(笑)
感謝いっぱいして、心の中でそっと手を合わせ、
「今こそわかれめ~~いざさら~~ば~~~♪……ありがとうございましたっ!!」です!
卒業って必要です。
いつまでも小学生じゃいられないのと同じで、成長していけば、その過程で卒業が必ずある。
だから、人間関係も断捨離は必要。次の人生の山を登るために、不要なものをなくして身軽にならないと、重くて次の山を越えられませんからね!
…と、ここのところなぜか立て続けにそんな相談を受けたので、ちょっと記事にしてみました。
あなたはどうですか?「もったいない」は世界に認められる日本の美徳ですが、心を縛る「もったいない」はつらくなるだけです。
そうそう、神社の空気が澄んで清々しく心が洗われる感覚になるのは、良い気が流れているからなんですが、それを維持されているのは「掃除が行き届いていてキレイだから」なんだそうですよ。だから邪気(悪いもの)も神社の鳥居から先へは入っていけないんだそう。
自分の家も、心の中も、そんなふうに澄んで清々しくいたいですよね。そうすれば邪気(悪い人)も近づいて来れないはず~。
この記事へのコメント