Cammiphora molmol~ミルラの不思議~
本日はクラフト教室。
そして午後はアロマカウンセリングと続きます。
カウンセリングはその方の背景や思考、そしてお誕生日などから数秘を出すなどして個々の人生も照らし合わせて精油を選びます。
今回はお子さんの不調からなのですが、こうした不調はご両親のお話なども加味し。
親子関係などのちょっとしたズレなど。
そうした内容もお伝えしてカウンセリングすることもあります。
そして精油ボックスに手を伸ばしたとき、この精油があふれていることに気づきます。
左は新品、右がまだ2か月前にあけたばかりのもの。
実は左のようになったミルラはこれが2本目。
1本目はもっとひどく漏れてしまっていました。
レスプリハーブの七不思議ですが(笑)
今日はこの精油について書いてみることにしましょう。
没薬・ミルラ
別名没薬とも呼ばれる植物からの水蒸気蒸留採取。
樹脂なので、原型は固い石のようになっています。
カンラン科ミルラノキ属の樹脂でゴム樹脂の一つです。
古くから香として焚き上げられていたり、薬のように使われたこの樹脂は。
イエスキリストが生まれた時に東方の賢者からの貢ぎ物としても使われたくらい貴重なものです。
ミイラつくりに使われたり、鎮痛は皮膚の傷を治すような作用も古代から伝えられているようです。
精油になると
- クルクゼン
- フラノイデスマ1・3ジエン
- リンデストレン
などの成分が主となり、免疫賦活や鎮痛、精神活性などにも用いられます。
神話にもあるミルラの悲しい物語
こうした神話に基づく話も精油の性質として見えてくるようです。
女神アフロディーテーの嫉妬により、実父に恋をしてしまったミュラーが恋をした。
暗い中で父と結ばれたミュラーですが、月明かりに顔が照らされて父がミュラーであることを知り。
父の逆鱗に触れ逃げることになった。
神々が気の毒に思い、ミュラーを木に変えた。
その木にイノシシがあたり、血がにじみ出て割れた木の中から出てきたのがアドニス。
その先ずっと、木からはミュラーの紅い涙が出てくるとされそれが樹脂ミルラであるといわれています。
ミルラの不思議
一見悲しそうな話ですが、この中には様々な解釈もあり
また、精油の不思議の一つとして、所持するものの何かによって中の質も少しずつ変わっているのかもしれません。
レスプリハーブにあるミルラはほぼ固まることが多いのですが。
他の方にお聞きしてもサラサラの液体で固まることなどないというお話も・・・
皆さんのところにあるミルラはどんな感じでしょうか?
そんなミルラですが、こちらの意図を知っているのか。
何かあると必ず漏れ出してきて使ってください!と言わんばかりになるのです。
ミルラを使ったブレンド
ミルラは樹脂であるので抗炎症や傷をした皮膚の形成などに優れているといわれています。
咳が出るときに使うという方法も聞いたことがありますが、セスキテルペン(イソプレン3個)なので上気道には薬理としては考えにくいです。
ちょっとしたパニックやいわゆる心が傷ついた…というようなときに使うことが多く、レスプリハーブでは失恋のブレンドとして活躍したこともあります。
- ミルラ
- レモン
- ローズ
- カモマイルローマン
- マジョラム
- ラベンダーアングスティフォリア
- ローレル
- マンダリン
- プチグレン
など。精神活性や精神鎮静などの神経系に使える精油とブレンドすることが多いです。
この背景にはその方の環境や状況、そしてもっといくと時には生き方なども加味することも必要になることがあり
そのあたりを探るためのツールは何個か持っていると役に立ちます。
私は数秘や一部経験上で感じることや漢方医学的に見た相手の様子そして体質診断のリストなども使ったりします。
香りのブレンドはこうしたものを加味していくことでお客様の何かしらにヒットすることがおおくなります。
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