寒冷湿地帯の香りは湿布薬の香り
本日は市内の広報の方から取材をしていただきました♬
先般の朝日新聞様の記事を拝読くださって、アロマに興味を持っていただけたようです♡
そんな中でご紹介した精油。
【ウインターグリーン】
ツツジ科の葉から採取される精油。
主にカナダや中国、チベットなどの寒冷湿地帯で採られるもので
西洋薬であるサリチル酸メチルを95%以上含む精油。
香りを嗅ぐと、しっかり湿布のようなにおいがしてきます。
寒冷湿地帯に生息しているのには理由があって
このあたりの人はリウマチなどの疾患が多いことも背景にありますよ。
つまり、植物はその土地に必要な成分を作り出しているということ♬
この精油。
炎症を落ち着かせるだけでなく、サリチル酸メチルが多いので
痛みや発熱抑制、血管拡張などの作用も。
アメリカの独立戦争のころはこの植物の葉をお茶の代わりにしていたといわれるくらいです。
(鎮痛や抗炎症を狙ったと思います)
ウインターグリーンの使い方
こんな優れものの精油、ウインターグリーン。
腰痛などの痛みに使いたい精油です。
バジル、ジュニパー、ヘリクリサム、ウインターグリーンと植物油などを合わせて使うことも。
優れものだけに注意が必要な場合があります。
- アスピリン喘息をお持ちの方
- 胃潰瘍を患っている方
- 抗血液凝固剤を服用中の方
- 市販の鎮痛剤を使用中の方
- 解熱剤を服用中の方
などは使用することができません。
特に痛みにいい精油だけに、市販薬鎮痛剤を併用すると
体温が下がりすぎてショック症状を起こすこともあります。
ウインターグリーンは少しでいい
アロマ薬剤師の考え方としては
ウインターグリーンの使用量は10mlに対して1~2滴で十分だ考えます。
そもそも湿布薬にもサリチル酸メチルは10%。
ウインターグリーンにはサリチル酸メチルが95~99%含有されるので
1滴でも十分な作用が認められます。
アロマは医療ではなく、あくまでも「予防」「緩和」の世界。
とはいえ、痛みでお悩みの方は一度試される価値もありますよ^^
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