その提案は、改善でしょうか?
皆さま、こんにちは!NICE ONの四ケ所です。
昨日のブログでは、ナイスオンサイクルについて書いてみました。
昨日のブログは、こちらです。
決算書は、結果です。
そして、決算書は数字でできています。
なので、会社を良くするために、数字を学ばなきゃ!・・と思われるのは、ものすごく理解できます。
ただ・・
数字をお伝えする側の人間が言うことではないかもしれませんが、数字は、想いを超えることができません。
そして、数字が、ストーリーを超えることもありません。
つまり、数字というのは、皆さまの【想いやストーリー】を後押しをするものなのです。
だからこそ、想い→ストーリー→数値化というサイクルの順番になるのです。
如何でしょうか?
数字を学ぶことで、業績が上がることは確かにあります。
しかし、長続きはしません。
そうではなく、繁栄・永続に必要なのは、経営者自身の圧倒的な想いなのです。
ぜひ、強烈な想いを抱いて下さいね。
それでは、今日のブログです。
その提案は、改善でしょうか?
社員さんから、様々な提案が上がってくると思います。
提案がないと・・うちの社員はと嘆き・・
提案が増えると・・うちの社員はと喜び・・
上司というのは、なかなかに忙しい役割ですよね。汗
ここで・・
その提案が、改善になっているかどうかについては、どのように考えていらっしゃるのでしょうか?
今まで、2時間かかっていたものが、1時間で終わるようになった。
今まで、70%しか使えていなかった機械を、100%動かせるようになった。
今まで、5回も段取り替えをしていたのが、2回の段取り替えで済むようになった。
今まで、何人かの社員さんの手が空くことがあったが、全員の手が同時に動かせるようになった。
今まで、原価率が70%だったのが、原価率が65%に減った。
如何でしょうか?
すべて、改善になっていますよね?
ん!?
本当に改善になっていますか?
なっていると言えますか?
残念ながら、改善になったかどうかは分かりません。
なぜなら、下記の問いが足らないからです。
それで、粗利総額は増えたのですか?
どんなに部分が良くなろうが、全体の結果が良くならなければ・・
それは、改善とは言いません。
ここが、ものすごく大切なポイントです。
改善になっている感じ・・ではダメです。
TOC(制約条件の理論)では、次の3つを評価の基準としています。
粗利総額と在庫と固定費
つまり、この3つが、数字として良くなっているか・・を、徹底的に分析するのです。
これらが、結果として良くなっていないものは、改善とは言いません。
もっともっと、改善の評価軸を明確に致しましょう。
そうでなければ、何のための改善なのかが曖昧になり・・
全く無意味な改善が、会社の到るところで行われてしまいますから・・
それは・・
極端に言うと・・
百害あって一利なしです。
改善しているつもりで、どんどん会社が悪くなる・・
心当たりがある方は、ぜひ、お問い合わせ下さいませ。
今回もまた、ブログ筋トレ中の文章を最後まで読んで頂きまして、誠にありがとうございました。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。
ブログ筋トレVol.862-1
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