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  • アロマ薬剤師の心と体のケア日記。薬剤師ならではの視点から本物をお伝えしています。

オレンジスィートとレモンの使い分け

今日は久しぶりの晴れた朝

あさんぽも快適~♬

 

私にとってお天気のいいワンコとのお散歩は自然と戯れることができる貴重な時間

 

緑に映える葉っぱの中にオレンジに染まる葉っぱ・・・
季節が冬に近づいているのを感じます。

 

さて今日はナードジャパンアロマアドバイザーレッスンでご新規様。
新しくお願いいたします、ということでレッスン1

精油をしっかり見ながら体や脳の仕組みをしっかり学ぶアドバイザーコース

 

アロマの基礎で使う精油は柑橘系のレモンやオレンジ

 

 

どちらもdリモネンを含みますが、作用が少し違うのが面白いです。

 

オレンジスィートはリモネン、と少量の脂肪族アルデヒド類であるオクタナール・デカナール

レモンはリモネンとβピネン、γテルピネン

 

私はレモンは消化器系の不調や、むくみ、静脈の不調による静脈瘤の緩和に使いますが
その理由はγテルピネンによる静脈強壮やレモン精油そのものにある血管に対する作用から。

オレンジスィートは主に不眠のブレンドに加えることも多く
その理由は芳香分子の組成にあります。

dリモネン

精油事典には蠕動運動促進やアセチルコリンエステラーゼ阻害などが記載されています。
アセチルコリン作動性ニューロンも、脳の中でその刺激が投射される部位により働きが違うのですが。

同時にアセチルコリンを受容する受容体の種類によっても作用することが違ってきます。

ムスカリン性アセチルコリン受容体(mAchR)や
ニコチン性アセチルコリン受容体(nAchR)などがその類。

mAchRは主に末梢における平滑筋の収縮や分泌に関与
nAchRは骨格筋における弛緩に関与します

 

睡眠に関与するアセチルコリン作動性ニューロンは
モノアミンニューロンの活動停止による中脳橋被蓋のアセチルコリン作動性ニューロンの抑制解除
という複雑な回路を経てのアセチルコリンの作用。

 

同じリモネンを含有するかんきつ精油でも
オレンジは鎮静の夜に使うけど、レモンが睡眠に使わない理由は
精油の芳香成分を見ると一目瞭然。

一つの精油を考察するだけで見えてくるたくさんの不調へのアプローチ

アロマアドバイザーレッスンではここまで深くやりませんが
オリジナル講座ではこの辺りもお伝えしていけるようになっています♬

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