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「桃太郎=岡山」って思ってるけど、なんで?

こんにちは、桃太郎俳優®️・桃太郎研究家®️の神木優です。

 

さて、こちらのブログでは、「桃太郎から学ぶリーダーシップ論」をメインに届けています。

これまでに、

・戦力外の犬と猿と雉がなぜ活躍できたのか?

・リーダーなら決断と責任を。

を掲載しましたが、

またも脱線します!

 

というわけで、今回のテーマはこちら。

「桃太郎って岡山のイメージあるけど、なんでなん?」

を掘り下げていきたいと思います。

そもそも、疑問を持ったことありますか、みなさん。

桃太郎が岡山ってよく言うけど、なんで?って。

 

結論から言いましょう。

 

桃太郎の発祥は岡山ではありません。

 

厳密に言うと、岡山とは言い切れない、ですか。

断定を避ける表現を使うなら。

 

じゃあ、なんで言い切れないのか、を暴いていきましょう。

夢を壊す可能性もありますので、壊されたくない方はお気をつけください。

 

ではまず、何が理由で、岡山は桃太郎が自分のところが発祥だ!って言っているのかを、追求すると。

 

これです。

温羅伝説。

温羅は「うら」と読みます。

超ざっくり説明すると、

(実際はそういうわけでもないが、簡単に言うと)温羅と呼ばれていた「鬼」を、

吉備津彦命(きびつひこのみこと)という人が、お供を連れて退治した、という話です。

 

この話が元になって、桃太郎が誕生したんだ!というのが、岡山の主張です。

これを言い出したが、難波金之助さん。

昭和5年に「桃太郎の史実」という書籍でこの事に触れました。

昔、岡山の辺りを吉備地方と呼んだこと、きびだんごを吉備団子と表記すること、いろいろな事が確かに、、、と納得させられる要因ではあります。

 

では、全国にこの事実が広がったのか、というと実はそうでもないんですね。

日本全国で、「桃太郎=岡山」が認識したのは、もう少し後。

 

昭和37年、第17回国民体育大会(国体)の時。

当時知事だった三木行治さんが、この国体のイメージとして、「桃太郎」を担ぎ出したんです。

そこから一気に、桃太郎=岡山というのが広がったんです。

 

三木さんは「桃太郎知事」と異名がつくほど、桃太郎には思い入れがあったんでしょうね。

キャッチーなテーマを作り出すための、要は

ビジネス戦略、ブランディングです。

 

それが、すごくうまく行ったんです、岡山は。

 

じゃあ、桃太郎は岡山発祥なんでしょ?温羅伝説もあるわけだし。

と思うでしょ?

 

でも、残念ながら、、、

温羅伝説を深く掘り下げていくと、桃太郎とはかけ離れていきます。

ここは今掘り下げても仕方ないので、興味ある方は調べてみてください。

 

なので、

キャッチーなブランディング戦略の成功例として、

町おこしの成功例として、

岡山は桃太郎ビジネス的にも非常にうまく行っているというわけでなんですね〜

 

じゃあ、岡山以外に、発祥地はあるのか!?

 

 

ということは、来週お届けしましょう〜!

 

しばらくまた、リーダーシップ論はお休みです。

 

では、また次週!!

 

神木優

https://yuhkamiki.com

 

書籍「きびだんごの法則」  https://yuhkamiki.com/book.html

 

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