営業職時代のスケジュール帳「ルフト」はこうカスタマイズしていました
尚貴堂を始める前は、文具メーカーの営業職として働いていました。いわゆるセールスマン。文具店や文具の卸に自社商品を売り込みに行く、というイメージで間違いありません。
そういった外に出かける仕事が多かったため、1日のスケジュールはほとんど自分の裁量で決めることができました。逆に言えば、スケジュール管理ができなくては仕事になりません。そこで、上手くスケジュールを管理するために使っていたのがこちら。
デザインフィルさんのルフト/ナローサイズです。
なぜ、この手帳に落ち着いたのかはこちらの記事の通り。
尚貴堂を始める前は、文具メーカーの営業職として働いていました。いわゆるセールスマン。文具店や文具の卸に自社商品を売り込みに行く、というイメージで間違いありま… 営業職時代の私がルフトをスケジュール帳に使っていた理由 – 尚貴堂 shokido【公式】 |
今回は、ルフトのカスタマイズについて。カスタマイズ性の高さこそシステム手帳最大の魅力。私が使っていたルフトにも様々な手を加え、カスタマイズし続けていきました。
ペンホルダーにフリクション
リングに綴じたリフターに、デザインフィルさんのペンホルダーシールを貼り付けています。
そのペンホルダーに差しているのは、パイロットさんのフリクションボールスリムビズ。インクはフリクションのブルーブラック0.38を入れています。
とにかくコンパクトさを重視しました。
自作リフィル
さて、理想の手帳としてナローサイズのシステム手帳を選んだは良いのですが、中身の選択肢が狭いという点で悩まされました。ナローサイズはデザインフィルさん独自の規格なので、通常のバイブルサイズにように各社がリフィルを発売しているわけではないのです。案の定、市販のものには気にいるものがありませんでした。
ならば、自分で作るしかありません。
リフィルの自作のために使ったソフトは、AdobeさんのIllustrator。
制作画面はこんな感じ。Illustratorは自由度が高く、限りなくストレスフリーに制作することができる万能ソフト。名刺やカタログを印刷業者に外注する際にはイラストレーターで作ったデータでなくては受けてもらえないことが多いので、使えるようになっておいて損はありません。
そんなIllustratorを使って自作したリフィルは2種類。横型マンスリーとレフト型ウィークリーです。
横型マンスリー
前職では月単位で目標金額の達成が求められていたので、マンスリーリフィルは必須。このリフィルに求めた機能は、「1ページ内に完結」、「記入欄は横長が良い」の2点です。
1ページ内に完結させたかったのは、左右を跨いでのマンスリーが嫌いだったため。真ん中はリングの出っ張りのせいで書けなかったりと、日によって書きやすかったり書きにくかったりすると言うのが許せませんでした。
かと言って、1月を縦長に押し込めるのは書き込みにくそうで嫌。横に倒した形は、記入欄を横長にして書きやすくするためです。
レフト型ウィークリー
基本的には月単位で動いて仕事をしていたのですが、1日の中の時間単位でもスケジュール管理をしたいという想いもあったので、ウィークリーフォーマットも作りました。日付は印刷していないので、週ごとに日付を記入してから使います。ちなみに、わざわざレフト型にしたのは、右側のメモスペースを確保したかったため。
簡単な使用イメージは、その週のメモは右側にどんどん白紙リフィルを継ぎ足して書いていき、週をまたいだタイミングで、新しいウィークリーリフィルを前の週のメモの後ろに挿す、というもの。自然にその週のメモがウィークリーリフィルで挟まれる事で、後から見返した時に、いつ書いたものか分かりやすくしたかったのです。
自作リフィルは以上の2点。どちらもシンプルなフォーマットですが、何度か作り直して完成させた決定版。私のスケジュール管理を強く支えてくれました。
ちなみに、左側に書き込もうとするとリングの出っ張りが邪魔ですよね。私は、こんなものを使って解決しています。
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カバーのカスタマイズ
さて、私が使っていたルフトは中身のリフィルだけでなく、カバーもカスタマイズしていました。
実は、これが市販されている状態のルフト/ナローサイズ。私は、この革を丸々取っ替えて使っていました。
もちろん、買ったばかりの頃はそのままの状態で使っていました。それはそれで満足していたのですが、ある日問題が起きたのです。
金具がカバーから外れてしましました。
気に入って使っていただけにショック。しかし、よくよく見てみると、壊れたと言うより外れただけといった雰囲気。
このとき、ルフトの金具は、2つの爪を引っ掛けて固定していただけだったのだと気がつきました。これならば直すのも容易い。
せっかくだし、代わりに好きな革を取り付けてしまおう。そうしてできたのが、今のルフトです。
ちなみに、この時取り付けたのはブルーのルガトショルダー。リヒトにも使っている、私が大好きな革です。
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また、リングはバイブルサイズの11mm径を取り付けました。
ルフトのナローサイズのリングは8mm径。薄さを求めてはいましたが、さすがにこれは小さすぎました。11mm径の金具を利用する事で、一度に綴じる枚数は少々アップしています。
以上、私のルフトの完成です。
営業職時代は、こうして色々とカスタマイズしたルフトをスケジュール帳として使用。使い勝手にこだわって手を加え続けてきたものなので、前職では良き相棒となってくれました。この記事が、そんな相棒が生み出される一助となりますように願います。
(注意)本内容は、改造を奨励する訳ではありません。ルフトはそのままでも十分素晴しい製品であり、本内容は、製品そのもの否定するものではありません。改造内容について、株式会社デザインフィル様へのお問い合わせは、おやめください。
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