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食べる妊活③ 命としての食材に想いをはせてみよう

こんにちはー。妊活セラピストの渡辺です。

前回は、生命力いっぱいの命のエッセンス、

旬のものを食べていこうというお話でした。

日々の食事に一日一品でもいいですから、

季節のものを取り入れてみてくださいね。

今回は、「一物全体」というお話をします。

一物全体…食べ物はできるだけまるごと取り入れる

普段何気なく調理している食材ですが、

野菜でもお肉でも魚でも、もとは命ある存在ですよね。

野菜なら、地面に根をはって葉を茂らせていたでしょう。

お肉はもう完全にパーツで売られていますけれど、

もとは牛なり豚なり鳥なりの命です。

魚は「切り身が泳いでいると思っている」子どもがいると聞きますが、

「もとはどんな命だったのか」というところまで想像しない食材となっているのですね。

あまり普段考えないかもしれませんが、

命は全部のパーツがあってこそバランスがとれたものです。

そのバランス具合は、サプリメントの寄せ集めで再現できるような栄養素ではありません。

自然が作り上げたひとつの命の塊ですから。

一本の大根との出会いから、それがあなたの身になるまでのプロセス

ちょっと想像してみてください。

あなたはスーパーで大根を一本買うことにしました。

その大根は、どこかの土地に生まれ、その土地の太陽を浴び、風を受け、水を吸収して育ちました。

その年の気候(寒かった、曇りの日が多かった、雨がよく降った、など)の影響も受けています。

そんな中大きく育った大根。ようやく一人前の姿に成長しました。

収穫されて、きれいに洗ってもらって、車で運ばれてやってきました。

そんな大根の命を受け取ったのがあなたです。

もしそんな大根の命に敬意を持てるならば、

できるだけ余すところなくそれを活かせるのが料理の工夫のしどころです。

葉も皮も取り入れることで、本当の大根の力をいただけることになります。

葉は、伸びやかさ。緩む力。受け取る力。

皮は引き締める力。守る力。などと想像してみると、

葉っぱや皮を捨てるのは、そういう大根の要素を捨てることと同じです。

「食べる」とはこれらを丸ごと吸収し、自分に転化させること。

まさしく食べたものがあなたになる、ということなんです。

命をつなぐ力を失った命のこと

ちょっと暗い話をしてしまいますが、今不妊の人が増えている背景の一つではないかと

私がずっと思うことがあるのでお話します。

 

食べ物が工業製品みたいになった現代では、

効率よく生産するためにいろんな人工的処置がされているものが多い(というかほとんどそう)です。

 

野菜のほとんどは、F1種といって、一代限りしかその命を全うできない種になっています。

もし命がつなげる「本来の」命ある種だと、種が売れないからです。

 

売られている卵は無精卵が多いです。そのほうがたくさん出荷できるからです。

お手頃価格のものも多く手に入りやすいので、

食材としていただくなら無精卵でも十分栄養があります。

でも、その卵は温めても命に変わることはありません。

 

また、今は種なしの果物が増えていますよね。

遺伝子操作をして、種を持たない果物に仕上げたのです。

それは、そのほうが食べやすくて喜ばれるから。ですね。

たとえばブドウ。種がないほうが食べやすいに違いありませんが、

種を残すことを始めから選ばせてもらえなかった。

その種なしブドウには命をつなぐエネルギーが抜けているのです。

 

普段食べているものがよく考えるといろいろ異常というか人間都合なので、

そういうツケが跳ね返ってくることもあるかもしれません。

じゃあ何を食べればいいのか、と暗くなります。

手に入るものを食べていくしかない、

だけどその質についてを考えることも必要なのではないでしょうか。

そして受け取った命については、できるだけ丸ごと受け入れていきたいものです。

 

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特集:食べる妊活

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