作詞家はどこにいる? 実はあなたのすぐそばに…
「作詞家です」
と自己紹介すると、必ずと言っていいほど
「初めて会いました」
と言われます。
私の周りにはわりと存在しているのですが…
作詞家は普段どこにいるんでしょうね?
作詞家は日本にどのくらいいるの?
まず「作詞家」の定義がどこからどこまでなのかが曖昧なのですが、JASRACに登録している作家を調べてみましょう。
2018年4月1日の段階で「正会員」「準会員」「信託者」の合計は17,973人だそうです。
ちなみに私は信託者です。
会員(信託者含む)には「作詞家」も「作曲家」もいて、割合は特に書かれていませんが「作曲家」は「作詞家」を兼ねている人もいるので7割程度が「作詞家」だと考えると…
JASRACに登録しているだけで、だいたい12,500人くらい「作詞家」がいるのではないでしょうか。
登録していない人もいるはずなので、実際にはもっとたくさん「作詞家」が存在しているはずです。
日本の人口が1億2千万人だとすると、登録している人だけでも約1万人に1人の割合なので…どうでしょう?
多いですか?
少ないですか?
どうしたら作詞家と名乗れるの?
「作詞家です」と名乗らない人もいるかもしれません。
私もメジャーの作品でデビューしてから10年ほど「作詞家です」とは言えませんでした。
「夢の印税生活。作詞家の場合は…?」で紹介した「紅い花」は、作詞家デビューしてから2作目でプラチナディスクをいただきました。
その後ありがたいことにNEWSで他にも採用していただきました。
でも、私は「自分が作詞家だなんておこがましい」と思っていたんです。
どうすれば「作詞家」と名乗れるのか…
それは人それぞれです。
「メジャーでデビューしたら名乗る」
という人もいますし、
「まずは名乗るところから」
という人もいます。
私はかなり長い間名乗れずにいましたが、今思えばもっと早い段階で「作詞家です」と胸を張ってアピールした方が、活躍のチャンスを手に入れられたかもしれない、と思います。
作詞家の基準が人それぞれなら、作詞家のなり方も人それぞれです。
阿久悠さんや秋元康さんのように「放送作家」から「作詞家」になる人もいれば、「シンガーソングライター」から「作詞家」になる人もいます。
音楽活動をしていたら、人脈を得られる場合もあるかもしれません。
でも、音楽の世界とはまったく違う普通の会社員や学生から「作詞家」になれる可能性もありますよ。
私も普通の会社員から「作詞家」になったタイプです。
人によっては会社員を続けながら作詞活動をしている人もいます。
もし本気で「作詞家になりたい」と思う方は、伊藤涼さんの「作詞力」を読んでみると、ヒントを得られるかもしれません。
この記事へのコメント