真に日本的なものこそが、真に国際的である。
真に日本的なものこそが、真に国際的である。
この言葉には、体中に電気がはしったような衝撃をおぼえました。
「美しい日本の邸宅」という本の、あるお宅の解説文の一節です。
建築家である北海道出身の著者は、地元の無垢材をできるだけ使い、日本建築を設計をしてこられたそうです。
「最近では、無垢の木材、畳、障子などの素材が工業製品へと変わり、日常生活から消えていくことで、日本人が持っている精神が失われつつある」とも述べられています。
※価格は中古品
他にも名言が幾節もありました。
・「和を住まいに取り入れ、 わびさびを再認識することで、生き方にも奥行きがでる。」
・「いい焼物もいい住まいも新月が鍵を握る。」
・「本物は古くならずに深くなる。」
どれも深い言葉ばかりですねー。
こちらの本は、こんな方におすすめです。
・お住いの新築をお考えの方
・リノベーションをお考えの方
・建築が好きな方
・美しいものが好きな方
・日本文化とは何かを学びたい方
日本の「美」のイメージや感性が養われます。
私はたまたま図書館で見つけて、運命的な出会いを感じた1冊でした。
日本人として生きる上での哲学書にもなりそうです。
全232ページ、9割以上が建物のカラー写真のページで、建築家・設計者でもある著者の分かりやすい解説と、英訳付きの物件もあります。
この本が定価1600円なのが、驚きと感謝でいっぱい。
なんですが、悲しいことに、新品は既に手に入らないようです。
ぜひ増刷してほしいですね。
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