心火

小野木美佳

陰陽五行において、心とは血を赤くするところ。そして高次機能の神と深く関係するところ。

春先に肝の気が動くので不安定になりやすいとお話ししましたが、そこに乗じて心の火も燃えやすくなることも。

心の火が燃えすぎると精神機能に障害が出ることがあります。

 

パニックは心の火の異常な亢進

脳の神経の過剰な興奮状態は心(神)の火の亢進状態。

本来心の火は心にとどまり、時に興奮させる時に神に宿るもの。これが心にとどまることができないから神経の発火が異常に亢進すると考えます。

これはパニックのみならず、時に霊感と言われるものがある子達にも起こります。

いわゆるアンテナが高くなっている状態です。

このような時は鎮静作用のアロマを使うのですが、心に火を戻すことをしなければならないので、単なる鎮静作用の精油ではなく心に火を留める精油を使いたいところ。

実際にこのような子達の脳の過剰な興奮にサンダルウッド。
数件カウンセリングでの経験値があります。

パニックの場合はこのほかに抗不安などの精油もプラスして。

動悸も併発する場合は心筋に働く精油も使います。

 

 

入眠困難も心の過剰反応

不眠症でも、特に眠れない…という方はこうしたことも考えます。

そもそも脳の神経の過剰な興奮ですが、この場合は考えすぎることによって起こります。

不安、過去の経験による恐怖、考えすぎなど。

本来副交感神経が優位になっていないといけない時間に交感神経が活発になっていくるとこうしたことも起こりやすくなります。

最近はゲームをしているためによる眠れない子供さんが増えているそうですが。これもゲーム機の明かりによる脳の異常な興奮状態が起こっていると考えます。

昨今受験戦争にまみれる子供たち。

遅くまで塾で勉強をしてそのあとゲームをするというスパイラルに陥ると自律神経のバランスはおろか、体の修復が正常にこなせないので体に不調が出やすくなります。

入眠困難には脳の異常な興奮を抑える精油を。
ラヴィンツァラは交感神経の抑制をして副交感神経を優位にしてくれる優れもの。
同時に体の交感神経活性を落ち着かせることが必要な場合はテルピネン4olを含む精油、マジョラムなどもいいでしょう。

 

 

安全な精神活動を営むために

アロマテラピーはこうした脳の異常興奮などにはとても有効なツール。

そして香りだけでも力を発揮することも多々あります。

人は喜びのために生きていきますが、喜びすぎて心を痛めることも。

また、以上に不安になり心がすさんでしまうことも。

そんな時に薬に頼るのではなく、植物の力に頼ってみてはいかがでしょうか?

 

 

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小野木美佳

自然療法のひとつアロマテラピーを心と体のために使う魔術師、傍ら薬剤師。アロマのあれこれ発信します♬

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