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精油は脂溶性ですが脂質ではない

精油を説明するとき。

炭化水素で、一部酸素を含む芳香性の物質となります。

これは炭素、水素、一部酸素からなる有機化合物です。

炭素数が5の倍数で構成されていて、モノテルペンとは炭素10個から成り立ちます。
分子量はとても小さくモノテルペン炭化水素類ではおおよそ136という質量になります。
(C₁₀H₁₆)

精油という名もあるために水には溶けにくく、油に溶けやすい性質を持つために。
「アロマオイル」などと呼ばれたりしますが、精油はオイル(脂肪酸)というよりはテルペン化合物という表記が正しいと思います。

脳の血液脳関門も通過する

分子量が小さいために、この精油成分はほとんど脳内の血液脳関門を通過します。

この関門。
字のごとく関所です。

血液中には脳の栄養になるものと、そうでないものも混ざって入ってきます。
なので、ここで脳内に入ってもいい成分と入ってはいけない成分を精査しています。
でも精油はここも通過することができます。

この違いは分子量の大きさもですが、基本脂溶性のものは通さないということが多いのです。

キャリアオイルで希釈したブレンドのうち、オイルである脂肪酸は通過しませんが。
精油成分は通過していくので香りの作用のすごさは計り知れません。

また、脂溶性は通過していかないので、「脂質」というものは本来脳を通過しないものとなります。

なので、「脂質だから脳に入る」という表現は間違いなのです。

そもそも脂質とは

「脂質」という言葉を調べたらわかりますが。

人の三大栄養素である、「糖質」「たんぱく質」と並ぶもの。
主に細胞の細胞膜などを構成しいて、ほかにはコレステロールの原料となったり、生体機能と密接な関係を持つものが多いです。

アロマでの精油はこうした作用は持たず、また、脂質であるとしたら高分子すぎるので揮発性がなくなります(香らなくなります)

このようなことからも、本物の精油というものはどのようなものか?理解できてくると思います。

 

 

 

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