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  • アロマ薬剤師の心と体のケア日記。薬剤師ならではの視点から本物をお伝えしています。

免疫力とは?

最近アロマの世界で騒がしい免疫のお話。

ストレスが免疫力を下げてしまうという概念から免疫について

アロマでやれることがどんどん解明されてきています。

では、免疫力ってどういうことなのでしょうか?

 

免疫力は数値で出ない


免疫とは、マクロファージやT細胞、B細胞などの免疫細胞により

体の中に侵入してきた異物から身を守るためのシステムです。

しかし、この免疫だけでは体のバランスは成り立っているのでなく

ホルモンをつかさどる「内分泌系」や体の働きを調整する「自律神経系」が

バランスをとることで私たちの健康は維持されていると考えられています。

免疫力とは、この「内分泌系」「自律神経系」「免疫系」の3つが備わって

はじめて力を発揮すると考えられており、何かしらの数値で表されることは不可能なものです。

 

免疫力は昼間のほうが高くなる!?


冊子Newtonによると、1日のうちでも上の3つのシステムのバランスが変動することで

免疫力が高くなる時間帯があることが分かったようです。

自律神経系は昼間に交感神経を活性化し、ノルアドレナリンを多量に分泌します。

このノルアドレナリンの分泌がリンパ節に働きかけ、リンパ管内に免疫細胞をとどめておくことで

免疫細胞の数が増加するということが記載されています。

つまり、昼間に活動するために人は外敵に遭遇するリスクも高まるために

免疫システムをいつでも作動できる状態にしているのが体の仕組みだということになります。

しかし、交感神経が働きすぎると免疫力は下がってしまうのでリラックス(副交感神経を優位にする)

ことが大切になっているということです。

昼間に交感神経活性なのは免疫反応を高めることにつながるのでどんどん動くことが大切で

夕方からはリラックスを心がけるとよい理由がここにあります。

 

免疫は「高める」のではなく「下げない」


ということは、私たちの免疫力は日々昼間に動いていることで十分に高まっているわけです。

なので、何かをすれば上がるのではなく「下がる」ので疾患につながるということになるのです。

免疫力を下げる要因は現代社会にはたくさんあります。

なので、下げない方法を模索するほうがいいということになるのです。

それには「長く続くストレス」を抱え込まないこと。

長く続くストレスにより、副腎から分泌されるステロイドホルモンがどんどん放出されていきます。

ステロイドホルモンは免疫反応を抑制していくので免疫力は落ちてしまいます。

 

体温をあげると免疫が上がる!はホント?


実は体温をあげても免疫力が上がるということはないようです。

深部体温は脳の視床下部によって制御されているので外から体を温めるなどしても

深部体温は変わらないといわれています。

それよりも、リラックスすることによるストレスの緩和で間接的に

免疫力を維持することのほうができるという研究も出ているようですね。

 

自律神経系・内分泌系・免疫系に


アロマテラピーがこの3つの柱に関与できるということはすでに皆さんご存知のことです。

  • 自律神経のバランス
  • 内分泌に関与する視床や視床下部への嗅覚の刺激
  • そしてリラックスによる免疫力の維持

精油はラベンダーアングスティフォリアをはじめ、マジョラム、ネロリ、プチグレン

ユーカリラディアタ、サイプレス、バジル、ジュニパー、ローレル、マンダリン、クラリセージ、

レモングラス、ラヴィンツァラ、ジャスミンなどを使うことがお勧めです。

この冬、一度リラックスする時間を香りとともに持ってみてください♡

 

 

 

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