陰と陽のアロマ
アロマテラピーがなんとなく人に受け入れられている理由の一つに
「ファジー」であるということがあります。
植物由来は本来ファジーなもので、確実であることはほぼありません。
もちろん、科学的に分析されている部分も多いのですが(単味成分など)
総合的に精油を見ると、ある程度の答えは出ていても100%の答えはありません。
いえば細かい世界であるが故答えがなかなか出てこないということも見えてきます。
ブレンドを作ってみていつも思うのが、そのブレンドはその方のその時の状態に必要なもので
一生それが必要なわけでないのです。
自然由来
自然をじっと観察していると、一度たりとも同じ景色がないことに気づきます。
それは生き物の集合体でできているからです。
そして各々が助けあって存在しています。
例えば木の下は夏は涼しく冬は暖かいです。
乾燥した日は木の下は湿気が残ります。
寒い日は木の下に行くと風がしのげホットあたたかく感じます。
当たり前のことのように思うのですが、これは木がその周囲にある植物を護るためにやっていることです。
陰と陽をその場で環境に応じて作ることができるのが自然界です。
アロマの精油にも陰陽がある
精油は有機化合物の集合体。
炭素、水素から成る物質にはすべて陰陽が存在します。
元素は中性子と陽子を原子核に持ち、その周囲を電子がまわって存在します。
つまり一つの元素に陰陽が存在していることになります。
ということは。精油にも陰陽の性質があるということ。
この性質を使って体の不調を改善していくのがアロマの醍醐味でもあったりします。
そしてそこには精密さがあるのに深すぎてすべてが解明されてきません。
でも、確実に陰陽のバランスが崩れている体に精油が入るとこのバランスは整ってきます。
マイナスとプラス
アロマの世界では、芳香分子をある程度大きな分類で分けることがあります。
例えばモノテルペン炭化水素類とかエステル類などと表記されるものです。
これは分子をある程度大きなくくりで分類するためにあるものです。
例えばモノテルペン類に水酸基がつけばモノテルペンアルコール類となるのですが。
この分類に入る精油成分はマイナス電子受け取るために強壮作用を持ちます。(プラス帯電)
反して、エステル類はマイナス電子を放出するので鎮静。(マイナス帯電)
つまり、人の体もまたプラスとマイナスに帯電しているということになり、陰陽のバランスが崩れているときに精油のプラスマイナスの電子のやり取りでバランスを取り戻すことができるという見方もあるのです。
嗅覚は正確なバロメーター
アロマを薬理や化学や作用などで難しく見ることも大切なのですが。
嗅覚による「快」「不快」はさらに正確で嘘が少ないです。
ここには体の中の陰陽の電子も関与しており、特に人が陰に傾いているときはプラス帯電の、人が陽に傾いているときはマイナス帯電の芳香成分類を持つ精油の香りを好むことが多いです。
簡単に言えば好きな香りでオッケー☆⌒d(´∀`)ノとなるのです。
だから香りで自分の状況を判断することも可能になります。
アロマの世界ではいろいろなやり方でこのバロメーターを視覚化しているものもあります。
ご自身の様子を知るために、アロマの香りを使ってみませんか?
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