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嗅覚は正しいのか?〜一つの方法に縛られない選択〜

香りの学びをすると、嗅覚は本能に忠実だと教えられます。

もちろん私もそのようにお伝えしています。

理由は嗅神経が大脳辺縁系に直接作用するという理由から。
でももちろん、大脳新皮質にも伝達しているので理性が全く働かないということではありません。

しかし、最初に伝わるのが辺縁系にある扁桃体なので確かに本能に直接働きかけます。

実はこの扁桃体は恐怖や不安を感じるために発達している部分とも言われます。

 

今日、偶然見ていたテレビで嗅覚は嘘をつく、という内容のことをやっていました。

私が施術の学びを始めてから嗅覚に頼っているのをやめている理由の一つに嗅覚には海馬の記憶が作用することがあると知ったからです。

かつては嗅覚が嘘をつかないのではないか?ということで、好きな香りを選んでもらうことをしていました。

でも、それは香りの作用を知らない方には通用すると思うのですが。
知ってると芳香成分類がわかるのでちょっと使えないことも多くなると感じています。

例えば、レモングラスやレモンユーカリの香りを嗅いだとき。

私はテルペン系アルデヒド類のシトロネラールなどの香りを察知します。
でも、成分を知らない方が嗅ぐと「レモンのような香りがします」とおっしゃいます。

これ、確かにリモネンが含まれるので無きにしも非ずなのですが。
レモンの香りとはちょっと違うのが成分的な部分になります。

もちろん、レモンを感じることが間違いではないのですが、私のように香りの成分を知っているとその香りは即座に成分や作用と直結してしまうことがあるのです。

もちろん、直感で感じるといいと思う時は身体に炎症反応がある時が多いので、嗅覚は全てが間違っているわけではないのですが。

往々にして、ここだけに頼ることは避けたいな・・・と思う最近です。

 

唯一。

扁桃体に作用するということで、快・不快の反応は留意してもいいかもしれませんが。

アロマをやっていくなら、やはり精油の作用や成分について知っておくことは重要なのかもしれません。

 

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