自然療法から精油を見る
ようやくWi-Fiがつながります・・・。
この終日でたくさんの自然と触れてきました。
旅はまだ続きますが、こちらの国の人たちは自然を大切にしながら生きています。
例えば薬局に行ってもどんな薬にも多くのハーブが使われていました。
そんな自然療法におけるハーブや薬草たちの使い方も教えていただきました。
そして精油成分が確実に人の健康に寄与していることも自信が持てた旅です。
この国には針葉樹が多く、いわゆるピネンやδカレンの作用を求めた薬草としての使い方がありました。
また、柳の木の葉はアスピリンとしての作用を持つためにその薬効を狙った療法がありました。
針葉樹の国
北欧であるこの国は針葉樹が国有林として扱われているそうです。
そしてその使われ方は様々ですが、多くの方は自然療法をベースに生きています。
針葉樹としての精油は例えばブラックスプルースやアカマツヨーロッパ。
どちらも主成分はモノテルペン炭化水素類であるピネンです。
主な作用としてはうっ滞除去や血流の促進ですが、スプルースなどにはδ3カレンがあり鎮咳作用も。
そしてこの国では咳が出る時などにオウシュウトウヒなどを使うということもつながってきます。
寒く湿気のあるこの国ではアカマツやオウシュウトウヒなどで不調「治癒」していくという言葉が出たこともまた、日本との違いを実感したものです。
軟膏もまた植物から
こちらでは蜜蝋を使った軟膏も多く作られるようでした。
乾燥ハーブを浸出油として成分を抽出して蜜蝋に混ぜるのです。
今回は西洋ノコギリソウの入った軟膏を作らせていただきましたが、精油だと「ヤロウ」になりますよね。
ヤロウは兵士の傷薬としても使われた歴史があるのですが、今回の軟膏も傷に使用を勧められたわけです。
自然のある暮らしだからこそ
しかし、こうした自然療法が使えるのにはその体ができていないとだめなのかもしれないと思いました。
ここでは普通に食事にハーブを使い、グルテンのような加工食品がないのです。
また、ジャガイモが主食になるそうですが、そのお芋も味付けがなく素材の味を生かして作られていました。
彼らの暮らしはとても丁寧でみんな幸せそうです。
自然と共に暮らすことがこんなにいいものなのか・・。
そんなことを考えながらの旅路です。
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