fbpx
  • アロマ日和
  • アロマ薬剤師の心と体のケア日記。薬剤師ならではの視点から本物をお伝えしています。

慢性の痛みにアロマが使える!?~SNRIから考察するアロマの使い方~

時々薬局に入ると。

様々な処方を見て勉強になることがあります。

自身の薬局にはない処方も、お薬手帳によって患者さんがどんな症状でその薬を飲んでいるのか?が分かります。
そして知らない薬を調べると、その処方意図が分かり、アロマで探したブレンドがヒットしていく理由を後付けで知ることができます。

アロマの使い方は色々ですが。
レスプリハーブは「痛みの緩和」ということがかなりの確率でヒットしています。

一次的な痛みから慢性的な痛みまで。
精油にはそうした痛みにかなり大きな力を発揮しています。

そして、こうした痛みには香りではなく。
塗布という方法がかなり有効です。

本日はそんな痛みについて、西洋薬の薬理作用から考えてみましょう。

慢性の痛みに使われるSNRI

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン取り込み阻害薬)
抗うつ剤として使われる薬です。

私がバリバリ薬剤師をやっていたころにはこうした使われ方はあまりありませんでした。
でも最近はノルアドレナリンに痛みを抑える作用があることがわかったきて、脳内のノルアドレナリンやセロトニンを増やすことで痛みを落ち着かせよう・・・実際には痛みを感じないようにさせよう。という作用を狙っての処方です。

痛みを感じる経路には、痛みを伝える上行性疼痛伝導系と痛みを抑制する下降性疼痛抑制系のバランスにより私たちの身体は痛みをコントロールしています。

痛みが続くということは、この下降性疼痛抑制系が不活性であると考え、この抑制系に必要な神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの再取り込みを阻害して神経を賦活させて鎮痛させようという作用により考えられる処方です。

 

痛みに精油を使う

アロマに詳しい方は、この下降性抑制系についてはよくご存じでしょうが。
精油にはこの抑制性に働くものがたくさんあるのです。

そして、精油にはセロトニンの生合成に関与するものや抑制性に働いてノルアドレナリンやセロトニンの分泌を促すことができるものがたくさんあります。

そして、神経の強壮をすることでこうした神経系のバランスを整えることもしてくれます。

痛みにもいろいろな種類があり、例えば発痛物質による痛みにいいのはやはりCOX阻害薬のように作用するウインターグリーンはファーストチョイス。
ただし、ウインターグリーンは慢性の痛みには不向きと言えるでしょう。

私は慢性の疼痛には神経強壮や鎮静系の精油を使います。

また、ウイルスや細菌などに侵されたことで残る痛みにはフェノール類の精油を用いるとかなり予後いいです。
クローブやオレガノに鎮痛ということが言われるのにはこうしたことから使えます。

他には痛みの記憶により起こる痛みにや心因性の要素が大きいときはイランイランやフランキンセンスなどがいいでしょう。

痛みは苦痛を伴うので気滞も生じます。
この時には柑橘系も合わせてみましょう。

 

薬を使う前に来てほしい場所

薬局に入っていると、初心を思い出させてもらえます。

とにかく、薬を使う前に来てほしいといつも思います。

病院では決して患者さんに悪を紹介しようとしてこうした痛みに抗うつ薬を出している訳ではありません。
少しでも患者さんの苦痛を緩和させたくてお薬を出していらっしゃいます。

今回のように整形の不調なのにうつ病の薬が出されるのも、上のような作用機序が分かってきたので処方された次第です。
患者さんも飲んで痛みが落ち着いたことは落ち着いたというので、薬理は間違っていません。
でもいつの間にかこの薬の薬量が増えていくことになっていきます。

痛みの原因を改善しない限りこの薬での改善は認められません。
そもそも、この薬は長期使用での副作用に自殺企図などもあると報告があります。

ノルアドレナリンは増えすぎると逆にうつ病になります。
本来ノルアドレナリンが分泌されると脳が覚醒して集中力も上がってきます。
でも増えすぎると鬱になる。

何事もバランスで、増やせばいいというものではありません。

でも、アロマはこのバランスがうまくとれます。
(適切な精油使用に限る)
嗅覚が働くのはもちろんですが、精油は身体のバランスをとることで不調の改善に役立っています。

私がアロマを志したのは、薬ではないもので身体が改善していければという想いからでした。
特に痛みは機能性の部分もですが心因面でものすごく大きな負荷をかけます。

そうしたときに、痛みを落ちつかせながら心をいやす。

そんな場所がレスプリハーブになれればと思っています。

痛みのみならず。
何か不調が続いていたら来てほしいと思います。
(香りの確認ができるのでご来店が一番望ましいです)

また、薬を飲んでもやめたいと思ったら来てほしいですね。
長いお付き合いになるかもですが、減薬休薬に香りを一緒に添えていってほしいです。

身体へのアプローチとしてホロソフィー施術も行っております。

 

 

※レスプリハーブでは薬局での実践とアロマカウンセリングでの実践もレッスンでお伝えしています。
ご興味おありの方は

☆ナードアロマアドバイザーコース 

☆漢方医学アロマベーシックコース

☆アロママスターブレンダー検定コース

のいずれかをご選択ください。

 

 

 

**************お知らせ*****************
太字をクリック♬
↓↓
アロマセミナーのご案内

この度はご縁繋がったアロマセラピストの先生お二人にお話をしていただくことになりました!
臨床でのお話や今人気急上昇のアロマアナリーゼのお話を楽しくお伝えしていただく予定です♬
ふるってご参加くださいますようお願いします。
なお、この会はメール会員以外の方の参加も大歓迎です♡

 

太字をクリック♬
↓↓
手づくり味噌を作りましょう♬

こうじ屋さんのお味噌作りなので麹が多くとてもおいしい手前みそを作ることができます♬
毎年恒例となっていて、リピーター様が多いイベントです。
ご興味おありの方はご一報くださいませ。
参加希望の方は以下からこうじの種類をお選びください。
また、容器ご希望やお塩のレベルアップ必要な方は数量もよろしくお願いします。

 

各務原市川島ライフデザインセンターアロマ講座のご案内

こちらの記事も読まれています

この記事へのコメント

ViewCafeをフォローして
最新情報をチェックしよう!

こちらの記事もおすすめ