鬼が撮った日本
先日、自身のブログでもコネタにしておりましたが、以前からその存在が気になっていた、六本木の「文喫」さんへ、突撃潜入しておりました。
☆「文喫」さんのサイト
☆コネタにしていた小生のブログ『入場料が必要な本屋「文喫」さん初体験』
http://p-sankoh.co.jp/news/1541/
「文喫」さんの詳細は、上記リンクにてご確認いただきたいのですが、今回採りあげるのは、その「文喫」さんで、2時間集中していた、大好きな写真家・土門拳さんのアイテムです。
鬼気迫る、その仕事ぶりから「鬼の土門」とも称されていますが、小生が心惹かれたのは、既に鬼籍に入られた後でした。
今回、「文喫」さんにてご縁をいただいたのは、数少ないお弟子さん(有給の弟子は生涯5人だけだったそうです)の中でも、一番弟子と二番弟子のお二人が綴った『我が師、おやじ・土門拳』を皮切りに、ご本人による独自の写真論が展開される『写真作法(さっぽう)』。そして決定版ともいえる写真集『鬼の眼 土門拳の仕事』。しんがりを務めていただいたのは、『土門拳の昭和』です。
『写真作法(さっぽう)』は、初版が40年以上前なのですが、
まず、たくさん撮ることから始める
という箴言は、写真家に限らず、全てのビジネスパーソンに当てはまる基本中の基本姿勢という印象です。
そして、『土門拳の昭和』からは、こちらのフレーズを紹介しておきましょうか!
女の一番美しい顔を撮ろうとするなら、その女の情夫になるより仕方がない。モデル対写真家の関係で撮れる女の美しさなどは、たかが知れたものだ。
はい、コチラからは、
如何にアラーキーが偉大か!
をも再認識させていただきましたm(__)m
☆荒木経惟さんについては、いつかご紹介できればと存じます♪
それにしても、今回4冊のアイテムと向き合って、気づかされたのは、まだまだ観たことのない鬼の作品が多いという事実。
小生の手元には、7冊控えているのですが、やはり、酒田市の土門拳記念館に足を運ばないことには、これ以上語る資格はないのかもしれません。
☆土門拳記念館
http://www.domonken-kinenkan.jp/
室生寺にはじまり、室生寺におわる
4月16日まで、その「室生寺」関連の作品が展示されているようなので、遠征を企画してみようかしら(2泊の行程は必要でしょうね)。
ちなみに、手元にあるのは、下記アイテムです。
やはり、大型本(ムック)の『別冊太陽 土門拳 鬼が撮った日本』
が、イチオシですね(*^^)v
好きな写真家の作品集を、ゆっくり眺めるのも、読書の愉しみの一つですから(#^^#)
今回もご参考いただければ幸いです。
ではでは。
※「文喫」さん訪問の2日前(2019年1月31日)、土門拳賞や酒田市土門拳文化賞の審査員も務められた写真家の長野重一さんがご逝去されとのことです。合掌m(__)m。
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