ポップ史上、最高のソングライターの想い出
天文学的確率の邂逅レノン=マッカートニー
次元を超えた作曲家スティービー・ワンダー
ポップを語る上で、2大巨頭とも言える存在
しかしながら、ポップという括りで捉えると
私的に彼らを超えるソングライティング能力
それが、パディ・マクアルーンという英国人
その彼が率いてきたプリファブ・スプラウト
出逢いは学生時代、帰省中に実家の近くにて
レンタルレコード店で借りた1枚のアルバム
『Steve McQueen』 (1985)
ジャケ買いならぬ、ジャケ借りで手に採って
沼にハマったのが、1985年のことでした
以降、音の世界から離れる2001年頃まで
いつも傍らにいてくれた愛すべきバンドです
40年以上の活動歴で発表されてきた作品は
オリジナル・アルバムでは二桁に届きません
最新作が10年前の作品ですから、何をかを
彼らとの想い出の中でも、特に印象的なのは
86年の夏、今は無き新宿厚生年金会館にて
生の彼らを鑑賞することができたことですね
当時は2枚のアルバムを発表した新人扱いで
この時のチケット、確か2千円だったような
終了後繰り出した飲み代の方が高かったです
その後、彼女と未明に合流していたのも青春
青春といえば、演奏も未だ粗削りという記憶
それでも、その後来日していないはずなので
今となっては、本当に貴重な体験だったかも
そんな本日はパディ・マクアルーンの誕生日
66歳を迎えられましたが新作が待ち遠しい
噂では、大量の未完作品がお蔵入り状態とも
それでも寡作の代表選手なので先ず手元音源
From Langley Park to Memphis (1988)
リアルタイムでは最もよく聴いた作品ですね
紅一点、ウェンディ・スミスにも恋焦がれて
当時、相思相愛だった彼女と重ねていました
一方で作品の洗練さといえばコチラが筆頭か
Jordan: The Comeback (1990)
当時の彼女とデートで立ち寄るCDショップ
コチラも今は無き新宿ヴァージンメガストア
20代前半から30年以上の月日が経過して
CD棚にはベスト盤ソロ作含めコチラが鎮座
ココまで書き綴った内容を読み返してみると
何だか独身時代お付き合いしていた女性との
想い出が蘇る、そんな私的青春バンドですね
そして、五十路を過ぎてヘビロテ状態なのが
デビュー作でもあるコチラのアナログ盤です
Swoon (1984)
ウェンディ・スミスの凛とした顔立ちにKO
彼らの作品を、未だかつて未聴という方には
クタバル前に聴かないと後悔すると断言です
そんな彼らを聴きつつ、今読み返したい本は
メモリーズ・オブ・ユー 東京デート漂流 永倉万治 著 講談社文庫
上京前からホット・ドッグ・プレスで読んで
可愛い彼女をゲットするぞと気持ちを高めた
そんな連載作品集の文庫版ですが今は何処へ
昔の想い出としてしまっておきたい逸品です
その気持は失ってはいけないと自戒を込めて
今回も共感いただければ嬉しく存じます
またね!
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