ネガティブな感情が心の深い所にたまるプロセスとその理由
ネガティブな感情は、なぜ心の奥底や根っこなどの深い所にたまっていくのでしょう。
子どもが、
「もぉ きらいや!あんなやつ」
「おもしろくない!」
とネガティブなことを言うと、
わたしたちはよく、
「そんなこと言ったらダメでしょ」とたしなめたり、
「せっかく遊びにここまで来たのに」とがっかりしたりします。
それを見た子どもは、自分の感情が否定されたように感じ、同時に親には喜んでもらいと思っています。
だから、ネガティブなことを感じても、ことばで発しなくなっていくのです。
ことばで発しなくても心では感じているので、アウトプットしなかった感情は、心の中に重ねられていくことになります。
もともとネガティブな感情は「気が重い・落ち込む」などと表現されます。
逆に「気分が上がる・気持ちがかる~くなる」、という表現はポジティブな感情ですね。
重いものが重なるとさらに重くなり、下にいってしまって心の深いところや根っこにたまってしまいます。
深い所から表に出るまでに、ときにはいっぺんに爆発したり、ときには姿かたちを変えて、暴言や怒り、子どもならかんしゃくに替わります。大人でもかんしゃくを起こしますね。
心の奥底にためないためには、ネガティブなことを子どもが発したときも「そうなんだね。」と受け止めてあげられるといいですね。
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