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僕の母はすごかったんだな

先日、Facebookで友人がシェアしていた動画です。

この動画を観て、僕は自分の子供の頃を思い出しました。

僕の子供の頃の評価は
・落ち着きがない
・飽きっぽい
・忘れ物が多い
・面倒くさがり
こんなことを、毎回のように通信簿に書かれていました。

小学生の頃の僕は、45分間の授業を、ずっと座って受けることができない子供でした。気がつくと運動場に出てたり、隣のクラスを覗きに行ったり、学校を抜け出して海に行ったりするような子供でした。


母が学校に呼び出されることも良くありました。

しかし、僕は一度も怒られたことがありません。

それどころか母は、僕の通信簿を観て、嬉しそうにこう言ったのです。
「わあ〜、落ち着きがないって書いてるね〜」って。

僕は褒められた、と、勘違いしたまま、高学年になりました。
5年生の新学期に担任先生が、落ち着かない僕に言いました。
「もう5年生なんだから、ちょっとは落ち着きなさい!」と・・・。

僕は良くわかりませんでした。
「落ち着くってどういうことだろう?」

母に尋ねると「この前、学校で先生に、授業中に席を立たないように言ってくださいって言われたよ」と言った。

僕が「?」って顔をしてると、母は
「どうして授業中に席を立ったりするの?」と僕に尋ねた。
僕が「わからない」と答えると
母は「じゃあ、授業中にその理由を考えてごらん」と言った。

続けて母は、
「いたずらや悪さをすると、お父さんに叩かれるでしょ。でも、何もしてないのに理由もなく叩かれたら、どう思う?」と僕に聞いた。僕が黙っていると「理由もないのに、席を立ってウロウロされたら先生もどう思うかな?」と。

僕は次の日から、授業中はずっと席を立ってしまう理由を考えていた。
確かに、ワケもないのにやれたらいやだなと思った。

何日も考えたが、結局答えはでなかった。
でも、いつの間にか、45分間、座ってられるようになっていた。

先日、母にそんな話しをしたら「そんなことあったっけ?」と笑われた。

そんな母に、育てられたわけです。

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