今よりも良く、もっと良く、貪欲に
最近、現状を受け入れることなく、良くなろうともがいてる人を多く目にするように思えたので、過去に書いた記事をリライトしてみました。
(初稿 2015年04月22日)
私の原動力は「今日一日をより善くあろう」という意欲です。この意欲さえあれば、昨日どうだっか?今どうであるか?なんて、実はあまり問題じゃないんです。
これからどうあろうとするか?または明日という希望に向かって、どう行動を重ねていくか?が大切だと思います。
今から2400年以上も昔のギリシャに、アテネの全盛期を築いたペリクレスという大政治家がいました。(世界史の教科書にも登場します)
ペリクレスは実に30年に渡り政治の中枢に君臨し、アテネの民主政治を完成させ、アテネを地中海で最も栄えた強国にしたことで知られます。
そのペリクレスがアテネの繁栄は、アテネ市民一人ひとりの生活態度と行動原則にあると、演説しています。
- 我々は美を愛する。但し節度をもって
- 我々は知性を尊重する。但し溺れることなしに
- 我々は富を追求する。但し可能性を保ち続けるために
- 愚かにも自慢するためにではない。
- アテネでは貧しいことは恥ではない。
- だが、貧しさから脱しようと努めないことは恥辱である。
より善くあろうと努力することは大切であるが、目的を達成するために節度を欠いたりすることはしてはならない。そして現在どうであるかは恥としないが、より善くあろうと努力しないことは恥である。
こうした精神がアテネを繁栄に導いたのだとペリクレスは言うのです。
私たちか知るギリシャの哲学、演劇、美術、建築などの全ての分野の黄金期が、このペリクレスの時代と重なります。
今どうあるか?は問題じゃなく、より善くあろうと、一日一日努力することこそ、大切だと思います。
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