DNAレベルで働く芳香成分たち

小野木美佳

私たちの体を構成する、約37兆個の細胞たち。

 

リン脂質で作られる細胞膜の中には

  • リボゾーム
  • ゴルジ装置
  • 小胞体
  • 中心体
  • ミトコンドリア

などが様々な働き方をしています。

 

そして大切な「核」のなかの遺伝子。

DNAやRNAと呼ばれるもの。

 

特にDNAは遺伝情報の伝達や保有をつかさどっていて、

私たちの生命活動を営むために必要な酵素やタンパク合成のための

アミノ酸の配列を指令するための暗号も保存されているという場所・・・。

 

DNAを触るなんてこと、到底考えられませんよね。

 

本来外からの刺激から守られるべき存在の核情報。

ところが何かしらの攻撃により遺伝子に損傷を与えられてしまうことは多々あるようです・・。

 

例えば抗がん剤治療の放射線。

癌細胞にだけでなく正常な細胞にも影響を及ぼしてしまうのですが、

最近この放射線からDNAを守ることができるであろう精油の芳香成分が見つかったようです!!

 

岡山大学中性子予防研究センター資料

 

ラベンダーなどに含まれるリナロールに抗酸化作用があり

これにより放射線の被曝によるDNA鎖切断の防護効果が認められたようですね^^

 

精油の研究はどんどん進んでいますが、こうしたことでアロマの世界がもっと

化学的にも認められることを祈るばかりです♬

 

リナロールを含む精油って?


リナロールとは、モノテルペン炭化水素類に水酸基ーOHがついた骨格を持ちます。

抗菌や抗ウイルス、抗真菌などに優れているということがわかってきていて

体を元気にする強壮作用も認められる成分

含まれる精油は

  • ラベンダーアングスティフォリア
  • イランイラン
  • クラリセージ
  • ゼラニウム
  • プチグレン
  • ローズウッド

などになります。

 

これらは体の中の炎症の鎮静も考えられるので

現代の社会には必要な精油たちになります♬

 

ちょっと働きすぎの方はこれらの精油に柑橘系の香りを少し混ぜて

植物オイルに希釈(1~3%)してお風呂上りにボディケアしてみるのもいいかもしれません♡

 

※使い方に注意が必要な精油もあります。ご使用の際は専門家に必ずご相談ください。

 

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小野木美佳

自然療法のひとつアロマテラピーを心と体のために使う魔術師、傍ら薬剤師。アロマのあれこれ発信します♬

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