もうずっと前のことだけどね、
ある合宿に参加したことがあって。
合宿の中で、気になったのが、
たまたま隣の席に座った26歳の男の子。
子供の頃に、親と離れ離れになった話しをしてくれて
とっても寂しそうにしていた。
人が信じられなくて、自分に自信がない。
自分のことを話す時、小さな声でぼそぼそ、
とっても頼りなくてたどたどしい。
でも、テキストを読んでもらったら、
張りのある元気な声ではきはき読んでくれた。
それを聞いてて、思わず
「すごいいい声ね。それに読むのもすごい上手。
そうやって自分のことも話せるといいね！！」
って、言っちゃった。
そしたら、すごく嬉しそうで、
その顔を見てたら、今度はついつい
「あなた、もう自分のこと許してあげようよ。
あなたは何にも悪くないんだから。
ちゃんと守られてるから大丈夫だよ。
自分を信じて！
絶対大丈夫。本当に大丈夫だから・・・」
って言ってしまい、
彼は下を向いて涙ぐんでた。
小学校3年生の時に、おばあちゃんと住むようになって
中学3年生の時にそのおばあちゃんが死んじゃったんだって。
おばあちゃんに感謝できず、ご両親を許せず、とっても寂しい。
それまでに、きっと親に抱きしめられたことはあるだろうに
捨てられたという思いが強くて、そんなことは
全部閉じ込めてしまってる感じだった。
それを思い出させてあげたくて
抱きしめてあげたいなって思った。
でも、私はセミナー中だったってこともあるけど
周りの人の目があってできなかった。
それが唯一の心残りで・・・
私はこういう心残りはもうしたくないって
そのとき強く思った。
この体験のおかげで、私が本当にやりたいことが見つかった。
「抱きしめる事」
「見続けること」
「信じる事」
私の目の前で成長していく、
たくましくなっていく
そんな人たちを、そばで見続けること、
私と関わって、救われる人・・・
全ての人達に、
生まれてくれてありがとう
生きてきてくれてありがとう
私と出逢ってくれてありがとう
って、
感動とありがとうを伝え続ける事・・・・
それが私が本当にやりたいことだってわかった♡
これからもずーーっと伝え続けていくよ！
