「カホコが好きな人なら、だれでもOKよ」に続くのは「長男はNG、一人っ子も、社長はNG・・・」

市川弘美

今!話題の、日テレ系毎水曜夜10時~

過保護のカホコ」 ご存じですか?

 

タイトルのとおり、「過保護」に育てられた(正確には「育てられている」という現在進行形)カホコという女の子(高畑充希)が、何ごとも母親に言われたとおりにしていることに、少しずつ違和感をおぼえるようになり、そしてちょくちょく母親に反抗していきます。

そんな中、恋に落ちるわけですが、ここでもまた、一生懸命成長しようとするカホコ。そんな娘にママ(黒木瞳)は言います。

「カホコが好きな人なら、だれでもOKよ」

と心にもないことばが、まるで心から思っているかのような笑顔で、なぜか口から出るんですね。

そしてその後、すぐに

「ただ、長男はNGね、あと一人っ子も。お金はあったほうが良いけど社長はNGね、会社がつぶれたら悲惨だから・・・中略・・・・性格が良くて優しくてママのこと大切にしてくれる人かな、ぜったい近くに住んでる人・・・」

という、条件が出るわ出るわ。。。

前置きが長くなりましたが、

「誰でも良い」&「でも、〇〇な人はダメ」

この2つの矛盾したことばや状況を相手に同時に示すことを、「ダブルバインド」(二重拘束)といいます。

2つは矛盾しているのだけど、発言している本人は矛盾しているという自覚はほとんどありません。どちらも本音なのかもしれませんね。

で、言われた娘は、混乱します、それもかなり。

実は職場などでの上司からのモラハラは、ダブルバインドのケースがあります。

「任せる」と言う上司。なのに、結果だけ報告されると、

「なんで、途中で相談してくれなかったんだ」と時にキレるパターン。

「いつでも相談して」と頼ってオーラを出してるのに、相談されると、

「そのくらい、自分で考えて、任せるから」と取り合わないパターン。

どっちやねん!

と逆切れしたくなりますねー。

そして、母と子でも。

「ちゃんと自分で考えなさい」と子どもに言っておきながら、アレコレと手出し口出しするパターン。

あ、もしかしたら、もしかして、かなりヤバくない?

カホコのママみたいになちゃいそう~(>_<)

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市川弘美

茶道の楽しさや「和」への感性、そして侘び寂びの「美」について、「茶の湯」のことを分かりやすい表現で文章にし、読者の皆さまへお届けします。

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