食べる妊活⑥ どうなるためにどこから変えていく?陰陽バランスから考えていこう

なべっこ

こんにちはー。妊活セラピストの渡辺です。

前回は、陰陽という言葉で物事のエネルギーを表現することをお話しました。

今回は、「中庸」という新しい言葉のことをお話し、

それから今の自分はどういう状態なのかを観察していきます。

 

バランスが最もよい、「中庸」の状態をめざそう

陰陽という言葉は、絶対的なものではなく、

比較するものがあって初めて決まってくるものです。

陰性と陽性の間のちょうど中間にあたる状態を「中庸」といいます。

ニュートラル、みたいなイメージでとらえていただいてもいいです。

中庸であるときは、すべてのバランスがちょうどよい状態であるだけでなく、

本来の自分の力を存分に発揮できるときです。

女性であれば最も美しく、生命力あふれる健康的な状態といえます。

中庸な人は、柔軟性があり、活動的でありながら、

落ち着き、安定感があります。

穏やかで友好的。

周りを信頼し、感謝や尊敬の気持ちを持ちつつ、

自分も向上心を持って高めていこうとします。

マクロビオティックは、この中庸状態に体を整えていくことがひとつの目的となります。

今世界中でマクロビオティックが注目され、

アーティストや俳優さんなどが積極的に取り入れているのですが

それは体のバランスがよくなることで感性が磨かれ、

仕事において最高のパフォーマンスを発揮できるからなんです。

まさになりたい自分になるために、食から変えていっているわけですね。

妊活しているあなたは、ぜひこの中庸の状態をめざしていきましょう。

今、不妊治療中という方もいると思いますが、

その治療もバランスのとれた中庸状態で行うことでいっそう効果が高まりますよ。

 

今のあなたはどういう状態でしょうか?

では、見ていきましょう。

あなたは今日、または最近どんな状態ですか?

「常に緊張していて、頭は考えることでいっぱい。

怒りっぽく、いらいらしやすい。

こだわりが強く、ほかを受け入れられない。」

などの症状があるあなたは、陽性過多です。

 

「やらなくちゃと思いつつ、行動に移せない。

すぐ興奮し、動揺し、心配性。

自分に自信を持てない。悲観的、自分を否定しがち。」

などの症状がある方は、陰性過多です。

(どちらも当てはまるという方は、陰陽過多です。)

 

では、前者の陽性過多さんは、どうなりたいのでしょうか?

もし「もっとゆったりしたい。ゆとりを持ちたい。(より中庸になりたい)」

と思っているならば、

陰性の要素を取り入れていくことでバランスをとっていくことができます。

 

後者の陰性過多さんは、どうなりたいのでしょうか?

もし「行動的になりたい。自分に自信を持ち、エネルギッシュになりたい。(より中庸になりたい)」

と思っているならば、

陽性の要素を取り入れていくことでバランスを取っていくことができます。

 

ここで誤解しないでいただきたいのは、

陽性過多であることが仕事においていい状態だという人もいて、

とくに問題と感じないのならば、とりあえず今はその状態でよいということです。

また、陰性過多でぼんやりとしていることが、心地よいという人もいます。

今はそういう状態であることが必要なのかもしれません。

問題を感じていないならば、ひとまずそのままでいいのです

(将来に向けてよりよくなっていきたい方はこの限りではありません。)

他人に強要するのもよくありません。

変わりたい、体質を変えていきたい、と思う本人こそ、

取り組む価値がとてもあるものなのです。

 

食材の陰陽を知ろう

 

ここから、身近な食材の陰陽をお話していきます。

まずは現代人が多く取り入れがちな「極陽」「極陰」のものから。

 

極陽性のもの

食塩、焼き塩

牛肉・豚肉・鶏肉などの肉類とそのエキス

いくら・たらこなどの魚卵

チーズ

マグロなどの赤身の魚

さんまなどの青身の魚

海老・蟹などの甲殻類

氷や冷凍食品など(固められたエネルギー)

レトルトパック・缶詰・ペットボトルなど(密閉されたエネルギー)

硬い食感のもの

ロースト、スモーク、グリル、ベーク、高温調理

医薬品、サプリメント

たばこの煙(主流煙)

極陰性のもの

遺伝子組み換え食品

精製されたもの(白米・白砂糖・麻薬・油)

農薬を使って栽培された野菜

人工甘味料

牛乳

バター・クリームチーズ・生クリーム・アイスクリーム

精製油・マーガリン・マヨネーズ

アルコール(より人工的な近代製法のもの)

はちみつ

コーヒー・ウーロン茶などカフェインが強いもの

カレー他熱帯のスパイス

ニンニク・唐辛子・ケチャップ

ベーキングパウダー・イースト(膨張させるエネルギー)

熱帯原産の果物・野菜

生食(生野菜サラダなど)

ミキサーにかけたもの(グリーンスムージーなど)

柔らかすぎるもの

たばこの煙(副流煙)

 

いかがでしょうか?

日常でつい食べがち・選びがちなもの、体がやたら求めるものはありましたか?

食材そのものに、いい悪いはありません。

でもここに紹介した食材は、体への影響力が特に強いものです。

もしあなたが変わりたいと思っていて、

より中庸な状態を目指していきたいと思っているなら、

ここに紹介した食材を取り入れることを少し見直してほしいのです。

離れられたらベストですが、過剰だなと感じたものから少しずつ。

ちなみに以前ご紹介した「玄米」は中庸な存在で、

主食を玄米にすることで自然とほかの食材も中庸に近いものを欲するようになるので、

そういう変え方もひとつです。

今の自分はどういう要素でできていて、

これからどうしていくために何をどう変えるのか、

この機会に考えてみてくださいね。

 

 

 

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特集:食べる妊活

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なべっこ

体は自然の一部だから、自然の流れに沿うように暮らすのが正解なのです。近年、子どもができない女性が多くなったことも実は大いに関係があります。
では自然の流れに沿うとはどうすることなのでしょうか?
いつか子どもを授かりたい女性たちに、日常生活の中で今日からできる「子どもが授かれるカラダ作り」を、お話していきます。
1976年生まれ 岐阜県出身。カイロプラクター、アロマセラピスト、ヨガインストラクター、マクロビオティックインストラクターなど、セラピスト歴は20年になります。
メイドインナゴヤでもセラピストが選ぶ自然な食品をご紹介中です♪

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