ムスコがわたしにしてほしかったこと

市川弘美
2015.09.16

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甘えさせていたら、どんどんエスカレートする。
言うとおりにしていたら、ワガママになる。
言うこと聞いてたら、キリがない。
甘えさせていたら、いつまでも甘えて自立しない。

という不安をかかえながらも、「子どもの言うことをぜんぶ聞いても、甘やかしにはならない」というはなしにピンときたわたし≫≫≫は、ムスコの「ママ～」に毎日々々応えつづけました。

朝起きたらテーブルまで「ママ～つれてって」
あさご飯「パンいやだ、ご飯がいい」
リビングで「抱っこ」
トイレまで「おんぶ」
洗面所まで「ペンギンさん」
目の前にある「お茶」
下校の見回りにいったら「ランドセルもって」
足元にある「えんぴつとって」
引出しが近くにある「ソックス」
おかず「魚イヤだ、肉がいい」
スーパーではオモチャつきのお菓子「コレかって」
本屋さんではドラえもんサイエンス「コレかって」

はぁー　そんなことまで、言ってくるのか。
買ってってカンタンに言ってくれるなぁ。
もぉできないよ、イヤだ。
いつまでつづくのか。
どこまでつづくのか。
そのくらい自分でヤレ。

そんな葛藤をかかえながら、何日も何か月もすぎていきました。

つづく≫≫≫。