姿勢と仲良くなる妊活⑤ 実践!今すぐ変わる姿勢の整え方
こんにちはー。妊活セラピストの渡辺久美子です。
前回は、骨盤を立てて坐骨に体重をのせて座ろう!というお話でした。
今回も、姿勢をよくして自然治癒力をうんと高め、
授かりやすい体へとあなたを導いていきたいと思います。
背骨のS字カーブをキープできるとこんなにも変わる
姿勢を良くすることで良くなることをまとめました。
・程よく腹筋・背筋が鍛えられ、お腹や背中などの余分なお肉がとれる
・胸の形がきれいになり、お尻も小さくなって下半身もすっきり
・姿勢がよくなるので肩こりや腰痛ともさようなら
・呼吸が深くなり、精神面が安定する
・内臓の動きがよくなり、代謝が上がってお肌もきれいに
こんなにいいこといっぱいです。
逆に…、
不妊の方は骨盤が後ろに倒れていて腰が悪く、硬い人が多い
姿勢で内臓の不調を作っている人が大勢います。
胃の調子が慢性的に悪い方は猫背であることが非常に多いです。
その結果、消化吸収も悪くなり代謝が落ちてしまうんです。
なかなか授からない女性の骨盤は後ろに倒れていて、腰のカーブをつぶしています。
そして腰が硬くて腰痛になりやすい方が多いと感じます。
姿勢って奥深いですよね。
姿勢を良くするために特に準備しなくてはいけないものもないし、
そのためにわざわざ時間を捻出する必要もありません。
思い立ったらその場で今すぐにでも意識ひとつで始められます。
そして慣れてしまえばそれが普通になるので、
特別なことをしているという意識もいらなくなっていきます。
さらにそれが定着していくと、いい姿勢でいることが普通になり、
崩れた姿勢が気持ち悪くなります。
そうなればしめたもの。まさにS字カーブをキープした姿勢が習慣となってきた証です。
では、エクササイズ感覚でさっそく実践してみましょう。
座り方の癖は骨盤を歪め、婦人科系の不調にも繋がる
前回、座り方はお話しましたが、
とても重要なのでもう一度お話します。
なぜなら座る姿勢こそが最も骨盤を歪める要因になり、
様々な婦人科系の不調を引き起こす原因になるからです。
骨盤を立てて坐骨に体重をかけて座った状態をつくります。
正座でもあぐらでもイスに座った状態でもオッケーです。(ただし、ソファのような柔らかいところに座るのはあまり向いていません)
背骨がきれいに伸びている状態をつくり、5分や10分くらいの短い時間でもいいのでそれを持続させてみましょう。
その姿勢が苦しかったりしんどく感じたりする人は、効いている証拠です。
いつも怠けていて使っていなかった腹筋や背筋にじわじわ刺激が入っていますよ。
姿勢の悪さがネガティブな思考を作り出す
姿勢を整えた状態を保ちながら、ご自分の心や体の変化をみてみましょう。
肩の力がほどよく抜けて、頭の重さが気にならなくなります。
心地よく腹筋に緊張感があり、おなかの中心が安定する感じ。
さらに、頭がすっきりして呼吸がらくになり、気持ちが前向きになりませんか?
不思議なのですが、いい姿勢になっているときというのは心身ともに健康的になるんです。
ちょっと落ち込んでいたり不安なときというのは、うつむいてしまって背中が丸まりがち。
そういうときには意識して姿勢をよくすると、それだけでなんだか気持ちが前向きになっていきます。
こんどは立った姿勢で
骨盤を立てて座る感覚とそのときの体の変化を実感できたら、
次は立った状態でやってみましょう。
坐骨が地面についていないので、ちょっと不安定です。
右が骨盤が立ちきれいなカーブになっている姿勢、
左が骨盤が後ろに倒れてカーブが崩れている姿勢です。
胸を少し開き、おへその下とおしりに少し力を入れると骨盤が立ちます。
鏡で横からみると、耳と肩と股関節と足首が一直線上にそろっています。
この状態のとき、背骨はきれいなS字カーブになります。
骨盤をうまく意識できないときはあごをひく
立った状態だと座っているときより骨盤の傾きが分かりにくいですね。
そんなとき意識してほしいのは、「あごを軽くひくこと」。
あごをひくと首の骨がほどよい前カーブになるのですが、
つられて腰もほどよい前カーブに整うんです。首と腰の骨の動きはリンクしているんですね。
ためしに、あごをひいた状態で腰を丸めようとしてみると、
背骨にロックがかかったように腰が丸まらないのでおもしろいです。
逆にあごが前に突き出ると、みるみる全身丸まってしまいます。
猫背の後ろ姿はうんと老けてみえてしまうもの。
ぜひあごをひいてきれいな姿勢を心がけてくださいね。
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