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  • アロマ薬剤師の心と体のケア日記。薬剤師ならではの視点から本物をお伝えしています。

多剤服用の方のための薬の見極めとアロマケア

病院でもらう「内服薬」。

今ではお薬手帳や薬剤情報提供書などの活用により、皆さんの服用している薬の名前や主な作用。
そして副作用などもわかりやすくなっています。

でも、時に内服を漠然と服用している方もあったり、不要な薬を飲んでる方が多いのも事実です。

アロマカウンセリングではこうしたことも含め。
本当に必要な内服であるかも気にしながら行っています。

では、ご自身が飲んでいる薬をどのようにして見極めたらよいのか?

本日はそんなお話も書いてみましょう。

 

手元の薬情をよく見て調べる

薬剤師が主に薬のことはよく見てくれています。

ですが、時にクリニックから直接お薬が出ていたり、薬剤師も時に害がなければ医師の指示だとして調剤することも多々あります。

ご自身の薬がどんな薬で、なんのために処方されているか?

それを知っておくことはとても重要になります。

あるお客様はビタミン剤が本来1日量3錠必要なのに1錠だけ処方されていました。
お客様に聞くと、そのころは食事もあまり摂れていなかったので出ていたのだと思うとのこと・・・。

しかし今は食事もしっかり召し上がられるのでそのビタミン剤、特に1錠飲むだけなら不要になってくるのです。

多くの方が院外でお薬をもらわれていると思うので、疑問に思ったことは調剤してくれる薬局にお尋ねしてみるといいでしょう。

薬の作用の仕方や、どんな風に薬が必要なのかも訪ねて見られるといいです。

時に同じような作用の薬が重なって処方されていたり、昔出ていたからそのまま処方されているということも決して少なくはないのです。

 

自己判断での断薬、減薬は危険

時々、血圧の薬や高脂血症の薬を自己判断でやめている方がいらっしゃいます。

やめているのに医師は飲んでいると思っているのでさらに処方が重なりおうちには薬が余ってあふれている状態の方も・・・。

飲まなくても調子がいい
飲んでいても変わらないからそのままでいい
最近調子よくなってきたから自分で勝手に薬を調節している

など。

見ていて危なっかしい方も少なくはありません。

特に向精神薬などを使っている方は、医師に相談もなくご自身でやめてしまうと。
せっかく調子が戻ってきたのに、悪化してしまう可能性もあります。

血圧の内服も。
医師が血圧を見るとき、内服しているものとして診断するのでその後何かあって運ばれたり、他の医療機関に受診したときにお薬手帳などから飲んでいる状態でこの血圧ですね。という診断になるのです。

そうなると血圧が高く他の医療機関に受診するともっと下げなければならないと医師が考えることも無きにしも非ずうことです。

アロアカウンセリングでの減薬は、必ず医師の了解を得ていただいています。
それにはなぜその薬が必要ないのか?を説明しながらではありますが。

決してこちらから「減らしてください」とは伝えていただくのではなく、医師の判断にゆだねることを重きにしています。

たまに、自然療法家の方で勝手に辞めさせてしまわれる方がいると聞きましたが。
あくまでも処方権は医師にあるということを知っておいた方がいいと思います。

 

5種類以上の内服は要相談

持病があって過去よりずっと薬を飲んでいる方や、新規で受診していたがいつのまにか薬が5種類以上になっているという方は、一度薬の見直しをしてみるといいでしょう。

経験上ですが。
精神系の疾患の方であまりにも辛くて一時的に内服が多いことはあっても、1年以上して日常生活が送れるようになっていたら薬の見直しは必要ではないかと思います。

他に生活習慣病の方やリウマチ、腰痛、原因不明の疾患など。

ご自身で日常生活が営めているなら内服の5種類以上は多すぎであると考えてもいいでしょう。

アロマカウンセリングにお越しの方で、5種類以上薬を飲んでいる方には健康のための緑の粉を必ずお勧めしています。

これはビタミン剤のような一見何の害もなさそうな内服薬でも、その中には賦形剤をはじめコーティング剤なども含まれており、食事から摂取するビタミンとは性質が違ってくるからです。

基本口から入ったものはすべて肝臓で代謝され腎臓でろ過をうけるために、余分なものは極力少ないほうが体には負荷がかかりにくいので、不要な内服薬はできるだけ整理した方がいいのです。

かかりつけの薬局の薬剤師にご相談してみてくださいね。
(まれにメール等でご相談いただくのですが、内服に関しましてはお近くの薬局でお願いします)

 

ケアは積極的に行うこと

以前、精油は濃度が高いため連用や高濃度使用の連続使用は危険だと書いたことがあります。

ですが、アロマは加減を知って使えばこれほど安全性の高いものはないくらいです。

使い続けることに意義を訴える方もいらっしゃるようですが。
濃度1~3%くらいまでの連用はさほど影響しないといってもいいでしょう。

実は香りは不要になると受け付けなくなるので、連用といっても時々使わないでいることもあるのがアロマの世界だったりします。

真面目に使い続ける方がつい忘れちゃいまして・・・とおっしゃいますが「どんどん忘れてください」とお伝えしています(笑)

アロマのファジーさはここにあって、使い忘れるということは潜在的に今は不要と判断していることが多いからです。

だから、アロマケアは積極的にお勧めしているのがレスプリハーブ方式です。

内服を5種類も6種類も使うようになる前に。
アロマで香りを取り入れたり、希釈ブレンドでご自身のケアをしていくことがどれほど重要かはレッスンなどでもお伝えしています。

例えば更年期。
漢方やホルモン療法で飲んで良くなっていくことも一つの手ですが。

ブレンドオイルをご自身の手で体に塗布するという行為もかなり有効なのですよね。

「手」の温かみや自分を自分でいたわることの重要性は多くのアロマセラピストさんがご存知ですが、セラピストに願いする以外にもご自身でご自身のケアをしていくことの方が、実はもっと大切でもっとお手軽なのです。

ケアするときのアロマブレンドは専門のアロマセラピストかマスターブレンダーにお尋ねくださいね。

*****************

【参考・眠れないときのアロマブレンド】
寝つきが悪い方の多くが睡眠導入剤を使用しています。
睡眠導入剤は精神的肉体的な依存性が少なからずあるのでできるだけ使わないほうがいいでしょう。
そんなときのアロマケアのブレンド例のご紹介です。
ブレンドはあくまでもご自身の判断で行ってください。
100%の方に当てはまるわけではないのでご注意ください。

Rp1) いつも忙しく慢性疲労がある方の不眠

ラヴィンツァラ 3滴
マンダリン  1滴
マジョラム  2滴
リトセア  3滴
カモマイルローマン 1滴
キャリアオイル 10ml   /5% 3~5滴を手首に塗布して香りを吸い込む

Rp2) 心配事が多く眠れない方の不眠

ラヴィンツァラ  2滴
マンダリン  3滴
プチグレン  3滴
ラベンダーアングスティフォリア 2滴
または
イランイラン 1滴

キャリオイル10ml  /5% 3~5滴を手首と胸部・腹部に塗布して香りを吸い込む

 

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