「自分を変える習慣」驚きの授業
「さとちゃん!
これから、小学校の授業参観なんですけど…
一緒に行きませんか?」
驚きのお誘いが、忘れられない時間となった…。
小学校4年生の授業参観。
先生が、黒板に文字を書き始めた。
『○○が人生をつくる』
“えっ?! 人生?”
小学校の授業参観で、
予想外のワードが出てきたことにビックリした。
「○○には、何が入るでしょう?」
周りのお母さん方が、ざわめき始めた。
私の頭の中も、フル回転し始めた。
“なんだろう?”
先生の答えは…
「習慣です」
『習慣が人生をつくる』
先生は、黒板の文字を書き直した。
「では、習慣とは何でしょう?」
教室全体が、ざわめき始めた。
「じゃあ、みなさん、腕組みしてください」
子どもたちが、腕組みを始めた。
保護者の中でも、腕組みをする人がいた。
「周りを見渡してみて。
右手が上の人もいますね?
左手が上の人もいます。
これが習慣です」
“なるほど。わかりやすい。”
講師でもある私は、つい、
自分の仕事に生かせないか?という視点で
先生を見ていた。
「じゃあ、今度は、腕を反対にしてみてください」
子どもたちは、腕を組みなおした。
何度も、組みなおしている子もいた。
「少し、違和感がありますよね?
無意識的に、いつものを作ってるんです。
それが習慣です。」
「じゃあ、今度は、立ち上がってみてください」
子どもたちは、立ち上がって、
椅子を机にしまった。
「その場で、靴を脱いでみて」
子どもたち全員が靴を脱ぐ。
「はい。じゃあ、靴を履いて。
右から、履く人もいるよね?
左から、履く人もいるね?
これが、習慣です」
何とかして、両方いっぺんに履こうとする子もいる。
子どもらしい。
「そんな風に、私たちは、いろんなことを無意識的に、
決めて、行動しています。
そんな習慣が人生をつくっているというのが、
先生の考えです」
「先ほど、みなさんは、将来の夢をノートに書きましたね?
今度は、その夢を叶えるために、
どんな習慣を身に付けると良さそうか?
書いてみてください」
私が、教室に入る前に、子どもたちは、
将来の夢をノートに書いていたらしい。
“コーチングじゃん!”
私は、どんどん、授業に引き込まれていった。
「はい。じゃあ、ひとりずつ、
夢と習慣にしたいことを発表してください」
このクラスは、20人ほどの少人数。
ひとりひとり、発表を始めた。
サッカー選手になりたい子。
ピアノが上手になりたい子。
それぞれの夢と習慣にしたいことが語られた。
そして…最後に先生が締めくくる。
「今、みなさんに発表してもらいましたが…
これは、先生との約束ではなく、
みなさん自身、自分との約束です。
だから…約束を守らなくても、
先生は、怒ったりはしませんが…
ぜひ、自分との約束なので、
守れるようにがんばってみてください」
小学校で、こんな授業があるんだ! という驚きと
誘ってくださったことへの感謝で、胸が高鳴った。
自分との約束を守る。
簡単そうでいて、難しいのかもしれない。
私自身、自慢ではないが…何度も、挫折している。
新しい習慣を身に付けるには、いくつかのコツがある。
①小さく始める
②すでにある習慣と結びつける
③ひとつずつ、習慣化する
④快と結びつける
⑤習慣化することを目標にする
①小さく始める
全く、運動をしていない人が、
毎日、1㎞歩くなんていうのは、ハードルが高すぎる。
これでは長続きしない。
引きこもりの私が、「体力をつけたい」と
コーチに提案されたのは、
『1日1回、玄関から出る』だった。
一歩出て、帰ってきてもいい。だった。(笑)
極端な例だけど…これくらい小さくてもいい。
②すでにある習慣と結びつける
歯磨きとか、入浴、食事、…
そんなすでにある習慣と新しい習慣を結びつけることで、
新しい習慣をする時間を決めてしまう。
歯磨きをしたら、新しい習慣をする。
といった感じ。
時間を決めることで、習慣にしやすくなる。
③ひとつずつ、習慣化する
あれもいい、これもいいと思うことがあるかもしれないけど…
いきなり、たくさんの新しい習慣を身に付けるのは、
ストレスがかかりすぎる。
ひとつ、習慣化したら、次のにとりかかる。
といった具合に、ひとつずつ、習慣化していく。
一般的には、21日続ければ、習慣になる。
と言われているので、その後、次の習慣化を始めよう。
④快と結びつける
人は、不快だと感じることは、避けようとし…
快を得たいと思う。
だから…新しい習慣と「快」を結びつけることで、
それを楽しいものと思わせる。
例えば…チョコレートが好きなら、
チョコレートを食べながら、新しい習慣をする。
といった感じ。
新しい習慣の行動をした後のチョコレートより、
しながらのチョコレートの方が効果的。
⑤習慣化することを目標にする
例えば…最終目標は、「10㎏痩せる」だったとしても、
まずは、そのための「習慣を身に付ける」を目標にする。
「10㎏痩せる」ための
新習慣が「散歩する」だったとしたら…
「散歩を21日、続ける」ことを目標にする。
そして…
番外編として…
3日坊主を歓迎する!
3日坊主って、悪いイメージないですか?
これを読んでくださっている方の中にも、
「私は、3日坊主なんです」という方も
いらっしゃるかもしれません。
3日坊主って、3日でやめるから、ダメなんです!
一週間って、7日あって、1日休むでしょ?
一週間を作った神様だって、6日働いて、1日休むんです。
我々、凡人は、3日働いたら、1日休んで、
また始めればいいんです。
というのは、カカトコリさんの言葉です。
どうしても、忙しくて、時間が取れなかった。とか、
体調不良で、できなかった。とか、
いろいろありますよね?
そんな時には、この3日坊主を使うといいと思うんです。
できなかった…。
やっぱり、私は、ダメだ!
じゃなくて…
1日休みをいただいて、
また、明日から、始めるぞ!ってね。
3日坊主、って思っている方でも、
いろいろ、続けてると思うんですよ?
例えば…
歯磨き、3日坊主でしたか?
学校や会社は? 3日坊主でしたか?
私自身も、
半年以上続くような大きなチャレンジしたことないな。
と思って、日本一周を始めたのですが…
終わってから、気付いたんです!
半年間のコーチングスクールに通ってた!って。(笑)
私も、3日坊主だって、思ってたんですよ!
あと…どうしても、苦手なものは、
誰かに報告をさせてもらったりします。
報告をすることで、
自分との約束を他人との約束
という意識に変えてしまいます。
比較的、自分との約束よりも、
他人との約束の方が、守りやすかったりしませんか?
なので、報告メールを送らせて。とお願いしたり…
あとは、SNSに投稿することで、
勝手に、他人との約束のように、
自分に思わせたりします。
新しい習慣を身に付けるためにできそうなこと。
いろいろありそうじゃないですか?
①夢を描く
②夢に近づきそうな習慣を決める
③新習慣が身につく仕組みを決める
④新習慣を21日続けてみる
ぜひ、やってみてくださいねー!
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