仏を見くびってはいけません(おばあの教え)
2020年もあと1週間になりました。
今年一年を振り返り、改めて多くの皆さまに感謝しかございません。
来年は、ぜひ読み始めたい本があります。
- 著者:法然上人
- 著書:選択本願念仏集
今年開宗850年となる、浄土宗の開祖・法然上人の教えを読み始めようと考えています。
今年は、祖母(おばあ)が亡くなって30年が経ちました。来年は33回忌の法要です。その準備のために、お経を読み始めました。
すると、たくさんの祖母の教えが蘇ります。
今日は、その中でも大好きな
念仏の行、水月を感じて昇降を得たり
という、法然上人の言葉について、教えてもらったことを書いてみようと思います。
意味は
念仏の行により、水は天に昇らずして月を写し、月は地に降りることなく水に映るということです。
水は、私たち人間の心。月は阿弥陀仏(仏)の心です。
念仏をとなえる(仏を信じる)ことで、私たちと仏の心が通じ合い、私たちはこの現世にいながら、仏は天上界にいたまま、心を通わせ、一つになれるという教えです。
さらに、仏の寛容さは無限です。
月が出ている限り、水がどこにあっても、水がどんな状態であっても、水面に月は映るんです。
罪を犯したり、信心深くなくても、仏の本願は「わが名号をとなえる者、全てを救う」と誓願(誓う)されています。
でも
どうせなら、心清らかにして、その月を綺麗に水面に映したいですよね。
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