法然上人が残した言葉【一枚起請文】
今日は、お世話になった叔父の三回忌法要でした。
法事と言えば「お経」を読みます。
小さい頃から、何度も何度も聞いて、何度も何度も唱えたお経。
あ、僕の実家は「浄土宗」です。
基本は一心に「南無阿弥陀仏」と念仏を唱える。
小さい頃から、そう育てられました。
↑この「浄土勤行集」が、小さな頃からのバイブルです。
その中でも、祖母に一番読まされたのが今日ご紹介する「一枚起請文」です。
「一枚起請文」とは、法然上人の遺言です。
簡単にいうと
『念仏の意味を理解してなくても、ただひたすら、御仏を信じて「南無阿弥陀仏」と唱えなさい。ただ、どうせなら「三心四修(さんじんししゅ)」を実践した方がいいですよ。』ってことを、おしゃっています。
今日はこの「三心四修(さんじんししゅ)」という、三つの心構えと四つの態度・振舞いについて、祖母に教えてもらったことを書いておきたいと思います。
三心
念仏を唱える3つの「あり方」を示す。
- 至誠心(しじょうしん):誠実で偽りのない心。正しく、まっすぐな心。
- 深心(じんしん):深く信じる心。強くて、折れない心。
- 回向発願心(えこうほつがんしん):ひたすらに願う心。他人を思いやる心。
四修
念仏を称える4つの態度。人として精一杯生き抜く姿勢。
- 恭敬修 (くぎょうしゅう):先祖・恩師・両親を敬う態度。
- 無余修(むよしゅう):集中・夢中・熱中。気を散らさない態度。
- 無間修(むけんしゅう):毎日コツコツ積み重ねる態度。
- 長時修 (ちょうじしゅう):生涯、学び続ける態度。
祖母の教えは全て、この「三心四修(さんじんししゅ)」が原点だと思います。
ご先祖様の法要に、教えの原点に帰る機会を頂きました。
感謝
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