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28年ぶりに自分で会計やってる(ICカードの会計処理)

30年前に起業したとき、最初の2年間は自分で帳面をつけていました。今、28年ぶりに自分で帳面をつけています・・・。

(実は面倒くさがりの僕には、かなり苦痛な作業です 泣)

で、今日は昔はなかった「ICカード(交通系電子マネー等)」の会計処理について、ルールを決めてみました。

みなさんにとっては、もう当たり前の電子マネー(ICカード)だと思いますが、僕は最近まで、あまり地下鉄や電車に乗ることがなかったので、交通系のICカードは初めて持ちました。

ちなみに、名古屋でポピュラーな「マナカ」です。

その他、打合せや面談などで利用する「スターバックス」のカードと、セブンイレブンのナナコを持っています。(ナナコは個人用なので、会計処理とは関係ありませんね・・・。)

この会計処理ですが、何人かの友人の経営者に聞いてみたら、チャージした際の領収書で、チャージした金額を「交通費」として計上しているという友人が多かったです。

しかし、僕は自分で会計処理をしていて違和感を感じました。

その方法で、今この瞬間の正確な事業の状態が把握できるだろうか?と。

複式簿記は、借方/貸方に仕分けしておくことで、資産・負債・純資産(資本)・費用・収益の5項目を整理して、今の状況を把握・説明するためにあると考えています。

しかし、例えば現金10,000円をマナカにチャージした場合に
(借方)旅費交通費10,000円
(貸方)現金10,000円
と、した場合、正しく今の状態を説明しているでしょうか?

この状態を説明すると、
営業や打合せで移動するために、現金10,000円でICカードにチャージして交通費として利用した。現金資産が10,000円減った。ということになる。

でも本当の状態は
近い将来、営業や打合せなどで移動するための交通費のために、現金10,000円を、便利なICカードにチャージした。現金が10,000円減り、ICカードの残高が一時的に10,000円増えた。ということになる。資産の増減はない。

実はこれ、大きな違いなのである。
こういう積み重ねが、経営の判断を間違えさせる原因になる。

そこで僕は、今回の取引をこう処理することにした。
まず、ICカードを「口座登録」しておく。
(借方)貯蔵品10,000円(ICカード)
(貸方)現金10,000円
これだと、本当の状態を説明できる。

そして、地下鉄に乗るたびに
(借方)旅費交通費200円
(貸方)貯蔵品200円
と、記していく。

こうすると、いつ交通費として、ICカードの残高が200円減った。
と、今の状態を説明できる。

事業経営の会計は、お小遣い帳とは違う。
後日、正しくそのときの状態を把握し、説明できるようにしなければならない。

ちなみに、今回の事業から、クラウド会計「freee」を利用してみた。
なかなかいい感じである。
上記のように、交通費などの細かい記入も、その発生時にスマホアプリで取引登録ができる。ちゃんと日次決算もできる。

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